野池で良くある斜め護岸。
斜め護岸なら落ちてもすぐに上がってこれると思いますよね。
でも実は訓練をしているプロの方でも一人で上がるのは難しいんです。
野池に落ちたら無理せずに119番。
これが助かる最善の方法です。
野池は危険

出典:YouTube
毎年、野池に落ちて亡くなってしまう事故が起きています。

事故が起きた野池には何故上がれなかったのか?と思うような野池もあるようです。
それは斜め護岸がある野池。
この斜め護岸がなかなか厄介なんです。
本当に上りにくい

斜め護岸には泥や苔などが付いていてとても滑ります。
一度滑る部分に体重をかけてしまうと…

ズリズリっと滑り落ちてしまいます。
私もフローターで入水しようとした時に一度滑ってしまってかなり焦った経験があります。
登ろうとしても本当に登れなかったんです。
その時は友人に引っ張ってもらって何とか登りましたが、ウェーダーに水が入りそうな所まで落ちて危なかったです。


水難学会の会長もはっきりと上がれないと言っています。
浮力が発生する事でグリップが効かない

上がれそうなのに上がれない。
それは浮力が関係しています。

水中では浮力で体が浮き上がってしまうので登れないんですね。

体力が有るとか無いとか関係無しで上がれないようなので何ともなりませんね。
斜め護岸は途中で足が付く

斜め護岸はほとんどの場所である程度の深さまで続いているので浮力とバランスが取れた場所では写真のように立つ事が出来ます。
立つ事が出来るような所なのに事故になってしまうのは無理して何度も登ろうと試してしまう事。

何度かやっているうちに深みにはまってしまう事が多いようです。

それで溺れてしまうんです。

慌てずに119番

一人でも登れないのに落水した子供を持ちながら登るなんて事は絶対無理です。
過去にはプロの救急隊員ですら犠牲になった事があるんだとか。

会長も絶対無理と言っています。

助かる方法は一つ。
119番で助けを呼ぶ事です。

最後に会長は落ちた時に浮けていなかったら助からないとはっきり言っています。
斜め護岸の所は落ちても上がれるだろうと油断するのではなくライフジャケットを付けておく事が大切ですね。
野池に落水してしまったら無理に登ろうとせずに119番。
命を守る為にも何とかなると思わずに躊躇わず助けを呼びましょう。
最後までお読み頂きありがとうございます。
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