コンパクトで剛性の高いリールとして人気のアルファスSV TW。
グリスアップをする時の参考としてどのような順番で分解するのかまとめてみました。
各パーツの品番と値段もまとめてみましたのでパーツを注文する時の参考にして下さい。
Contents
ハンドル側
まずはハンドル側から分解していきます。
私の場合はハンドルを交換していますので写真は標準とは違います。
107番:ハンドルロックプレートSC、200円
106番:ハンドルロックプレート、600円
105番:ハンドルSC、400円
この3つのパーツを外すとハンドルが外せます。
ちなみに私が使っているハンドルはゴメクサスの90ミリのハンドルです。
TPEノブは適度にグリップがあって質感高いです。
魚を触った後にノブを触っても臭いが移りにくいのも大きなメリットです。
特に海で使う場合にオススメですよ。
ハンドルを外した時に一緒に外れてしまって写真がないのが申し訳ないのですが
103番:ハンドルW、100円
という薄いワッシャーがハンドルの次にシャフトに入っています。
続けて
102番:スタードラグ、1700円
を外します。
101番:ドラグナットSP、200円
を外します。
100番:ドラグナット、600円
を外します。
硬い時はスタードラグをはめて回転させると簡単に外せますよ。
99番:スタードラグW、200円
を外します。
このワッシャーは裏表で色が違うのですが黒っぽい方がハンドル側になります。
98番:ドラグSP・W、200円
を外します。
このワッシャーは取り付ける時に ( ) といった形で取り付けて下さい。
( ( のように同じ向きで取り付けてしまうとドラグをスムーズに締め付けられなくなってしまうので注意です。
96番:ドラグホルダー、300円
97番、ドラグホルダーリーフSP、200円
この2つのパーツは一体となっているのでそれぞれ分解せずに一緒に外します。
外した後はそれぞれのパーツがバラバラにならないように丁寧に置いておいて下さい。
95番:ハンドルベアリングW(B)、100円
を外します。
94番:ハンドルボールベアリング、700円
を外します。
シャフトの隙間にピンセットの先を入れると外しやすいですよ。
それでも外せない場合はサイドプレートを外すと簡単に外せますので。この段階では無理せずに外さなくてOKです。
これでハンドル側の部品が全て分解出来ました。
スプールを外す
スプールを外します。
リールの下側の写真の赤丸の所をロックとは反対の方向にずらせばサイドプレートが外れます。
スプールを外します。
これで完了です。
今のリールのスプールは簡単に外せて便利ですよね。
内部
ハンドル側のサイドプレートは
65番:RSプレートSC、200円
を3ヶ所外せば外れます。
写真の赤丸の所ですね。
2ミリの六角ナットで外せます。
六角ナットになっている事でメンテナンス性が上がっています。
全てのリールが六角ナットになった方が良いと思うくらいの進化ですよ。
ネジは3箇所とも同じ長さ。
このあたりもメンテナンスしやすくて良いですね。
長さが違うと入れる所を間違えたりしますから。
ここから内部になります。
91番:ドラグカラー、700円
をシャフトから抜きます。
ここで無くしやすいバネの
54番:クラッチSP、200円
を外しておきます。
後から外しても良いのですが、あれ?どこいった?って事がけっこうあるんですよ。
90番:ドライブカラー、300円
をシャフトから抜きます。
ダイワのリールはこのドライブカラーが抜けないことが多かったのですが、最近のダイワのリールは簡単に抜ける事が増えました。
精度が上がってきている事が良く分かります。
抜けない場合はフックを研ぐシャープナーでシャフトの角を削ってやると抜けますよ。
ここから純正では
89番:ドラグW、500円
が入っているのですが、私はドラグサウンドシステムを入れているのでパーツが多いです。
ドラグサウンドを導入したい時は以前書いたアルファスAIR TWの記事を参照にして下さい。
同じ方法で導入出来ますよ。
上の3枚の写真はドラグサウンドシステムを導入した場合に出てくるパーツです。
88番:ドライブギア
をシャフトから抜きます。
ダイワはドライブギアとピニオンギアの個別の販売は行っていません。
交換したい場合はリールごとダイワに送って交換になります。
その時のパーツ代は4400円です。
87番:ドライブギアW、100円
をシャフトから外します。
86番:ラチェット、300円
をシャフトから外します。
戻す時は写真の向きで入れないとクラッチが戻らなくなるので注意です。
55番:ピニオンギア
を外します。ドライブギアとセットで4400円です。
53番:クラッチプレート、300円
を外します。
83番:ギアシャフトプレートSC、200円
を外します。
このネジが固いことが多くてネジをなめやすいので注意です。
85番:ギアシャフト、1400円
ネジを外すと外せます。
79番:ギアシャフトW、100円
がリールに残ることが多いですが無理に外さなくてOKです。
大概グリスでくっついて外しにくいので私はそのままグリスアップしてます。
80番:ギアシャフトリテイナー、200円
を外します。
これがなかなか外すのが大変なんですよね…
ここでオススメなのがタミヤのEリングセッター。
Eリングの専用の工具なんです。
Eリングセッターを買ってからEリングに対する苦手意識が無くなりました。
81番:ギアシャフトボールベアリング、700円
を抜きます。
82番:ギアシャフトプレート、300円
を抜きます。
84番:ウォームギア、400円
を抜きます。
これでギアシャフトまわりは完了です。
52番:キックレバープレート(B)SC、200円
を外します。
51番:キックレバープレート(B)、300円
を外します。
39番:クラッチカムボールベアリング、1300円
40番:クラッチカムボールベアリングカラー、600円
を一緒に外します。
ここまで分解してグリスアップすれば基本的なメンテナンスとしてはOKだと思います。
しっかり洗浄してグリスアップしながら分解した時とは逆の順番で組み上げていってください。
まとめ
分解した時にパーツの向きや方向が分かる様に写真多めで説明しました。
一つ一つ向きを確認して組み上げる参考にしてもらえればと思っています。
最後までお読み頂きありがとうございます。
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