今回は違った視点でザラスプークを紹介したいと思います。
ザラスプークが良く釣れ続けている理由はちょうど良いボリュームと、そのボリュームから産まれるドッグウォークとその際に出るヘッドが水面を叩く音だと思います。
特にドッグウォークは数あるペンシルベイトの中でトップクラスの動かしやすさです。
ペンシルベイトは動き始めてしまえばリズミカルに左右に首を振らせられるのですが、最初のワンアクション目はなかなか左右に動きにくいんですよね。
このワンアクション目の動きにくさを解消する秘密がザラスプークにはあります。
それはアイの部分のヒートンがルアー のセンターから若干ズレている事です。
(ズレてるというより曲がってる!?)
アメリカのルアーは良くも悪くも日本のルアーの様な精度では作られていないので、たまたまズレたという事も十分に考えられるのですが、結果的に良い結果が生まれてきたいるので良しですよね!
これと同じように日本製のルアーにもアイをわざとズラしてアクション目の動きを良くしているルアーがあります。
それはレイドジャパンさんのツーサイド!
レイドジャパンさんのホームページで以下のように説明されています。オフセットアイと呼ばれてるみたいですね。
オフセットアイ!(センター位置からハズしたアイ)
このオフセットアイのお陰でルアーがペラの回転方向に引っ張られないのと、ワンアクション目からクイックに首を振らせる効果があります!!
(レイドジャパン様 ホームページより)
ツーサイドはポッパーとスイッシャーの両方の特徴があるルアーですが、それぞれの良い所を活かすためにアイをズラしているようです。
写真を見ると完全にセンターからアイをズラしてあるのが良く分かります。
金森さんは優れているルアーを分析して自社のルアーに活かすのが上手ですよね。
このようにアイをセンターからズラす事によって斜めに動きたがっているルアーを斜めに動きやすく出来ます。
分かってみれば単純な事なのですがなかなか気付かないと思います。
特に日本人の性格だと、ど真ん中に付けたい!ズレているのは気になる!って人が多いのではないでしょうか。
へドンとしてはたまたま曲がっただけです。という可能性も高いと思うのですが、ザラスプークが好きすぎて良い所を探しちゃいます!
もう20年以上ザラスプークを投げ続けていますが、これからも投げ続けるんでしょうね。
最後までお読み頂きありがとうございます。