ワームフックってこだわり始めると終わりが無い世界ですよね。
この条件を満たすとこっちの条件が良くないみたいな所があって凄く深い世界だと思います。
今回紹介するハヤブサのDASフックもまさにそうで短所もありながら優れた長所を持っているフックだと思います。
Contents
形状
いわゆるナローゲイブと言われている形状のオフセットフックです。
ワームの頭のホールド性が高いZ型のクランクを持ち、針先は若干外側を向いています。
またフックのストレートの部分から針先へ向かう曲がり方が単純なRではなく緩やかに曲がった後Rになる形状をしています。
これにより魚が咥えた時にワームがズレやすくなっています。
ラインナップ
出典:ハヤブサ
フックサイズは6、4、2、1、1/0、2/0、3/0、4/0、5/0と用意されています。
これだけ細かくラインナップされていれば大概のワームはOKですね。
軸の太さ
フックの軸の太さはサイズによって変わりますが全体的に細めのフックになると思います。
細めとは言っても気を付けて扱わないと伸びてしまうような細さではなく、サイズごとにフックが伸ばされずにキャッチ出来るために必要な軸の最低限の太さといった感じです。
実際に私は5/0フック+ヘビーロッド+フロロ20ポンドを10メートルくらいの距離でフッキングして55センチのバスを釣りましたが全く伸びていませんでした。
掛かり方の特徴
(凄く深い所に掛かっていますが飲み込まれてはいません。口に入ってから滑ってクチビル辺りに浅く掛かるのではなくしっかりと奥で掛かるフックです。)
形状としてはオフセットフックですがストレートフック寄りのオフセットフックなので口の奥の方に深く掛かっている事が多いです。
これがこのフックを使う大きなメリットですね。
またナローゲイブなので底にワームを置いておいた時のワームの姿勢が倒れこみが少なく良いです。
止めている時にはこの姿勢の良さが食わせやすさに繋がっていると思いますし、止めている時にアタリがあった場合は上顎に掛かっている事が多いと感じています。
バレてしまう原因の過半が口切れによるもののようですので上顎の奥深くに掛かりやすい事はとても大切な事だと思っています。
他のナローゲイブのオフセットとの違い
ここから先は私の経験と推測です。
DASオフセットフックはファットイカのような太いワームにセットしても驚くくらい掛かります。
フックとワームとの隙間はとても小さいのに何故か掛かるんです。
他のナローゲイブのオフセットフックと比べると明らかに掛かりが良いと感じています。
違う所と言えば形状の所で書いた緩やかにRで曲がる所と針先の向きでしょうが青木さんが細かい調整をされているんだと思います。
緩やかなR部分でワームをしっかりとズラし、外側に向いた針先で深く刺す。最も根本的な所を煮詰めてあると感じます。
本当に細部まで考えられていると思うので、メーカーのホームページでもっと色々とこだわった所を書けば良いのにと思ってしまいます。
ホームページでの説明があまりに素っ気無さすぎですよね。
デメリット
出典:ハヤブサ
良い所も多いのですが、とっても大きなデメリットがあります。
それはワームへのセットがとてもやりにくい事です。
一般的な針を一度抜いてから針先だけを隠すという方法が、針先が外側を向いている為使えません。
なので写真にあるようにワームから針先が出る直前でワームの中で90度向きを変えてワームの皮一枚内側に針先が収まるようにセットします。
これが上手く出来ないと釣りをしていてすぐにズレたりするのでかなり不快になります。
まとめ
フッキングをさせるという点でかなり優れているDASオフセットフック。
セットがしにくいので最初は他のフックを使う事が多いのですがすっぽ抜けがあった場合やなかなかアタリが無い時は必ずDASオフセットフックを使うようにしています。
昔のように何本も釣れるという事が少なくなった今だからこそフックにこだわってみてはいかがでしょうか。
ミスをしてボウズというのが減ると思います。
最後までお読み頂きありがとうございます。
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