メタニウムmgl、16アンタレスDCに続きバンタムmgl XGにドラグサウンドシステムを設置しました。
結論から言えばなんとか設置出来たのですがオススメ出来ないレベルの加工が必要でした。
バンタムmglにドラグサウンドシステムを導入しようとするとこれくらい加工しなくちゃ入らないよ。という参考にして頂けたらと思います。
Contents
導入方法
導入方法はメタニウムmglや16アンタレスDCの時と同様に17エクスセンスDCのパーツを釣具店で購入して取り付ける方法です。
17カルカッタコンクエストBFSのパーツでも導入は可能ですが、バンタムmglはドラグの強さが必要なので新たにパーツを購入するのであれば17エクスセンスDCのパーツをオススメします。
必要なパーツ
出典:シマノ、17エクスセンスDC部品表
用意するパーツは17エクスセンスDCの32番から37番のパーツです。
この6つの部品を既存のバンタムのパーツと交換します。
出典:シマノ バンタムmgl XG 部品表
交換するのは
35番:スタードラグ座金 850円
194番:スタードラグ板 250円
の2つのパーツです。
ここで問題が
ドラグサウンドシステムを設置するにはドライブギアに3mmの穴を開けなければならないのは覚悟していたのですが、穴を開ける前に仮組みしてみるとバンタムmglはクリアランスに余裕が無さすぎて収まらない事が判明。
エクスセンスDCのパーツを組み込むと本体Aが閉まりません。
バンタムmglはコンパクトなボディの為に極限までクリアランスを無くした設計になっているのですね。
どうしようか困りましたがそこまで精密な設計になっている事で改めてバンタムmglが好きになりました。
とりあえず削る
もともとのパーツよりスペースを取っているのは32番のスタードラグ板なのでルーターで削って厚みを薄くしてみる事にしました。
削っては仮組みしてを繰り返してこんな状態に
裏表削りに削って本体Aを閉めてみたら何とか閉まりました。
でもハンドルがとてつもなく重くて使い物になりません。
限界と思われる所まで削りましたがまだ足りないようです…
ここで止めようかと思ったのですが、あと少しという雰囲気に本体にも手を付ける事を決意!
本体をこんな感じに削りました。
おそらく赤で書いた三箇所が主に引っ掛かっていたと思われます。
私は勢いで周囲の角も落としました。
ここまでやって何とか設置する事が出来ました。
ここまでやらないとバンタムmglにエクスセンスDCのパーツは収まらないようです。
パーツを組み込む為の穴をドライブギアに開ける
この作業はメタニウムmglと16アンタレスDCと同じです。
ドライブギアに3ミリの穴をドリルで開けます。
バンタムはブラスギアなので穴を開けるのが大変ですのでルーターが無いと難しいですね。
また横着せずに穴を開ける場所は仮組みしてしっかりと位置を出しておかないと失敗しますね。
私は3つ目の作業なのでこんなもんだでやったら少しズレてしまいました…
参考までに私はこのルーターを使っています。
組み込み
ここまできたら後は組み込むだけです。
スタードラグ座金をドライブギアにはめます。
私はドラグ周りは特にグリスたっぷり派です。
ドラグサウンドを導入するようになってからはクラッチを切るのでは無くドラグを使っているのでグリス切れは致命傷ですからね。
音出しピンを先程開けた穴にセットします。
無くなりやすいので慎重に。
グリスを付けてやると飛んで無くなる事がかなり抑えられます。
ドラグ音出しラチェットをセット。
これにグリスが付くとドラグの音が小さくなってしまうので注意です。
付いてしまったら拭き取りましょう。
そして最後は苦労して削ったスタードラグ板をはめ込みます。
後はもともとあったパーツを組み上げて完了です。
まとめ
ドラグサウンドが付いているリールを使い始めると音が出ない事に満足出来なくなってしまい、どんどん手持ちのリールにドラグサウンドを導入しています。
ただバンタムmglはかなり手強かったですね。
今後記事で書こうと思っていますが、07メタニウムや15アルデバランBFSリミテッドにもドラグサウンドシステムを組み込みました。
共に多少の加工は必要でしたがバンタムは別格の大変さです。
何とか使えるようになりましたが、導入するにはかなりの加工が必要なので今回の記事を参考にして頂けたらと思います。
最後までお読み頂きありがとうございます。
※改造は自己責任でお願いします。
コメントを残す