リールのギア比はローギア、ノーマルギア、ハイギア(エキストラハイギア)とありますが、どのギア比が好きですか?
カタログにはギア比ごとの最大巻上長さが載っていますが、これはあくまでラインを名一杯巻いた部分での長さ。
実際に使っている時は投げた先なので巻上長さは変わりますよね。
それがどれくらい変わるのかを計算してみました。
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考えたきっかけは20メタニウム
実際に投げた先での巻上げ長さはどれくらいになるのか考えたきっかけは20メタニウムです。
ナロースプールなので今までより投げた先でのラインの減り方(スプールエッジからラインまでの距離)が今までより大きいと思ったからです。
20メタニウムを予約するにあたってギア比をどれにするか巻上長さの変化を調べて決めようと思った次第です。
対象のリール
計算するにあたってギア比を参考にしたリールは20メタニウム。
スプール径とギア比が同じバンタムMGLも同じ数値になりますね。
計算
これを学生の頃にやった円周=2πrで計算しました。
計算したのはスプールエッジからラインが2ミリダウンと4ミリダウンの2パターンで、ギア比はノーマル、HG、XGです。
計算結果
ノーマル(ギア比6.2)
最大巻上長さ:66センチ
2ミリダウン時の巻上長さ:57センチ
4ミリダウン時の巻上長さ:50センチ
HG(ギア比7.1)
最大巻上長さ:76センチ
2ミリダウン時の巻上長さ:66センチ
4ミリダウン時の巻上長さ:57センチ
XG(ギア比8.1)
最大巻上長さ:86センチ
2ミリダウン時の巻上長さ:75センチ
4ミリダウン時の巻上長さ:65センチ
考察
どのギア比でもラインがスプールエッジから2ミリ減ったら概ね巻上長さは10センチ短くなるという結果でした。
ノーマルとXGはもっと大きく変化の差が出るかと思ってましたが案外巻上長さの減り具合は変わりませんね。
計算していませんがスプールエッジから6ミリ減ったら4ミリの時よりも10センチ程度短くなると思います。
XGの巻き量の調整でHGギアにもノーマルギアにもなる!?
面白いなと思ったのがXGの2ミリダウンがほぼHGの最大巻上長さ、4ミリダウンがほぼノーマルギアの最大巻上長さになったことです。
ラインキャパの問題はありますがルアーの巻き抵抗に合わせてラインの巻き量を調整すれば、XGギアならHGの巻上量にもノーマルの巻上量にも出来ますね。
飛距離は明らかに落ちるでしょうからその点は注意が必要ですけど。
まとめ
今回20メタニウムを予約するにあたって普段はあまり考えない事を考えてみました。
スプールエッジからいくつか減らしてラインを巻く人は多いと思います。
その場合は巻上長さがどのくらいになっているかの参考にして頂ければと思います。
最後までお読み頂きありがとうございます。
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