ラッキークラフトのステイシーは売れに売れたルアーです。
作り過ぎて金型が壊れた事で同じステイシー90SPでも初期と後期(Ver.2)があります。
通常金型を作り直すなら同じ物を作ると思うのですがステイシーは違うルアーとして作り直されています。
今回はステイシーについて見ていきます。
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デザイン
写真の上のモデルが後期のVer.2で、下のモデルが初期モデルです。
横から見ただけではほとんど違いはありません。
大きな違いがあるのはリップ形状
左がVer.2で右が初期です。
Ver.2の方がリップの幅が広いんです。
これにより動きはけっこう変わっています。
サイズ・ウエイト
全長はどちらもほぼ90ミリ、ウエイトは12g程度です。
この辺りは大きな違いはありません。
フックは前後共に6番が付いています。
Ver.2はラッキークラフトにしては珍しくオーナーの36BCが標準装備!
そのまま使えるのが嬉しいですね。
初期モデルはラッキークラフトらしい要交換のフックです。
サスペンドの調整がドンピシャ
ステイシーのようにロングビルのミノーはポンプリトリーブと言われる動かしては止めて、また動かしては止めてという使い方をする事が多いと思います。
私はそこまで長く止める事はしませんが、長く止めるにはゆっくりでも沈んだり浮いたりすると使いにくいです。
多くのルアーがサスペンドとなっていてもゆっくりと沈んだり浮いたりするのに対してステイシーはかなりの精度でサスペンドします。
なんでも全数出荷前にちゃんとサスペンドするかチェックされているようです。
さすがポンプリトリーブの代表的なルアー。サスペンドに対してのこだわりが違います。
あとは使うラインによってフロロカーボンなら沈みますし、ナイロンなら浮き気味になるので微調整ですね。
カラー
カラーはラッキークラフトにしては少なめのラインナップです。
90SPはなんと3色しかありません。
ゴーストワカサギやアユ、キンクロと良いカラーですが本当はもう少しラインナップを増やして欲しいなぁ。
スポーニングに効くクリアーレッドは欲しい所です。
アクション
まず初期のモデルから見ていきます。
大きなリップを持っているので動きも大きめかと思いきやかなりタイトな動きをします。
ミノーの形をしたシャッドと言える動きですね。
ダイビングミノーはリップが大きめなのでこのシャッドのようなピッチの細かい動きは珍しいと思います。
スレた場所やクリアなポイントで効きそうな動きですね。
続いてVer.2です。
こちらは初期モデルとは違い振り幅の大きい動きです。
ダイビングミノーらしい動きと言えると思います。
クランクに近い動き(シャッドクランクくらい)ですのでボトムに当てて使っても面白いですね。
このようにリップの違いから動きはかなり変わってきています。
琵琶湖で春にポンプリトリーブで使うには初期の方が良さそうと感じていますが、動き自体はVer.2の方が好きだったりしています。
悩ましいです。
まとめ
これからの季節ロングビルのダイビングミノーが活躍しそうですね。
昔よりポンプリトリーブの効果は薄くなってきている気がしますがまだまだいけると思います。
やる人が少なくなった今こそラリーニクソンのように釣れるかもしれませんね。
最後までお読み頂きありがとうございます。
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