フロッグを改造してみると分かるのですがもともとダブルフックが付いているフロッグをシングルフックに改造するととてもフッキングが悪くなります。
理由はフックの位置にあると私は考えています。
シングルフックだとフロッグが上下方向に潰れた時しかしっかりと針先が出ないんですよね。
根本的にシングルフックは初期掛かりは悪くなる傾向があります。
でもメリットもあってシングルだと初期掛かりさえしてしまえば貫通力はあるのでしっかりと掛かります。
初期掛かりの悪ささえ克服出来ればしっかりと貫通してバレにくいフロッグになるんです。
エバーグリーンのキッカーフロッグは初期掛かりの悪さを感じさせないシングルフックフロッグの名作です。
Contents
デザイン
良くあるダブルフックのフロッグはアイを作るパーツがあってそれにダブルフックが付いています。
所がキッカーフロッグはシングルフックのみでアイからフックまで一つになっています。
シングルフックの欠点の一つでもあるフックのズレはボディにフックが収まるスリットを作る事で解消しています。
横から見るとかなり目が大きめ。いかつい表情をしています。
テール部分は2箇所からラバーが伸びているデザインです。
引っ掛かりにくくアクションもしやすくなるので人気のデザインですね。
ウエイトはフックと一体整形
ウエイトはフックと一体になっています。
そしてこのウエイトがフックホールをきれいに閉じるようになっています。
このデザインを最初に採用したのがキッカーフロッグかどうかは私は知りませんが合理的なアイデアだと思います。
欠点は使っているとウエイトがズレてくる事ですが瞬間接着剤で簡単に補修出来ますよ。
なぜシングルフックなのに良くフッキングするのか
キッカーフロッグで釣った時、魚のどこにフッキングしているのか確認したらフックホールを閉じているウエイトがズレている事に気が付きました。
つまりフッキングの時に針先はフロッグのボディから離れて90°の角度からズレていたのだと推測出来ます。
フックがズレた事で針先が剥き出しになりフッキングしていたのだと思います。
私がシングルフックに改造していた時はフックをボディに接着剤で完全に固定していました。
完全に固定してしまっていたので魚がフロッグを食ってもフックがズレず針先が出ていなかったのだと思います。
では何故フックがズレるのか?それはおそらくフックと一体整形されているウエイトが理由です。
ウエイトはフックホールに綺麗にはまっているためボディが潰れて捻れるとウエイトも捻れ、一緒にフックも捻れてボディからズレるのだと推測します。
これを狙って作ってあるのだとしたら物凄く考えられたデザインだと思います。私はシングルフックで良く掛かるフロッグを作りたくて試行錯誤しましたがこのアイデアは浮かびませんでした。
サイズ・ウエイト
全長は58ミリ、ウエイトは13.5gです。
コンパクト目なフロッグになりますね。
ウエイトは1/2オンス近くありますのである程度ベビーなタックルでも問題なく使えます。
ですがシングルフックでフッキングは貫通させやすいのでMHくらいのロッドが1番バランスが良いと思います。
カラー
カラーは16色のラインナップです。
面白いのがネズミカラー。
あのいかつい顔が可愛らしいネズミになっています。目の所が耳になっているんですよね。
個人的にはフロッグは視認性の高いカラーがオススメです。
しっかりとフロッグを消えたのを確認してから合わせないとフロッグは乗りませんからね。
他のトップウォーターよりもさらにワンテンポ遅らせたフッキングが必要です。
アクション
キッカーフロッグはチューニングをしなくても首振りがしやすいフロッグです。
ピンポイントで誘いたい時は首振りさせると移動距離を抑えて誘えますね。
広範囲を誘いたいときはウエイトに付いているアイにブレードを付けてただ巻きするのがオススメ。
バス釣りだけの人はあまりブレードを好みませんがライギョをやっている人はブレード好きですよね。
私はライギョでもバスでもブレード付きを良く使いますが明らかに反応が良い事があります。
スピンテールとかでもそうですがブレードは魚を呼ぶ何かがありますね。
まとめ
いろいろなフロッグがありますがキッカーフロッグは一度は使ってみてほしいフロッグです。
柔らかいロッドでもしっかりと貫通させられるシングルフックが好きという人は必ずいると思います。
フロッグは専用タックルが必要だから使った事が無い人にもオススメですね。テキサスやジグロッドで使えます。
フロッグの敷居を下げるキッカーフロッグ一度使ってみてはいかがでしょうか。
最後までお読み頂きありがとうございます。
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