ポッパーを代表してテールフックにフェザーが付いているルアーはけっこうあります。
でもフェザーフックってあまり販売されていませんよね。純正のフックと同じ物に変えたくてもほとんどが手に入りません。
売られているフェザーフックも価格が高い物が多く、結局鈍った純正のフックをそのまま使っている人が多いと思います。
そこでオススメしたいのがフェザーフックの自作です。
慣れてくれば5分もあれば作れるようになりますよ。
Contents
準備する物
1.フェザー(今回はティンセル)
2.ボビンとボビンホルダー
3.ハサミ
4.フック
5.瞬間接着剤
6.アルテコ(あると良い)
2番のボビンとボビンホルダーは細いPEラインでも代用出来ますが、一つ持っておくと何かと便利ですよ。
私は20年前の高校生だった頃に買った物を今でも使っています。
また6番のアルテコは無くても問題ありませんが、あると瞬間接着剤が素早く乾くので便利です。
下準備
まずはスレッドを30センチくらい出して折りたたみ、端を結んでおきます。
次はティンセルを使う分カットします。
ちょっと多いかな。ってくらいにしておくのがコツ。
多かったら後で不要な分切れば良いだけですからね。
フックのアイに先程輪っかにしたスレッドを通して
輪っかにティンセルを入れます。
輪っかを引っ張ればアイの中にティンセルが入っていきます。
無事に全部のティンセルがアイに入りました。
ティンセルの中央にフックのアイがくるように移動します。
スレッドを巻く
ティンセルをしっかりと曲げてたるみが無いようにします。
フックの持ち方は写真のように持つのがやりやすいです。
ボビンから出ているスレッドの端を指で挟みます。
フックのアイの方から巻き始めます。
最初は綺麗に並べて巻かなくてもOK。ティンセルとスレッドの端糸を止めるつもりで5回くらい巻いて下さい。
次は綺麗に並べながら巻きます。
フックのアイ側から針先の方に綺麗に巻いていきます。
2ミリくらい巻いたら端糸は切っても抜けなくなりますので、ギリギリのところで切ります。
こんな感じですね。
端糸を切ったら引き続き綺麗に並べながら巻いていきます。
針先の所まで来るとスレッドが巻きにくくなるので私は針先まで巻くのを目安にしています。
これだけ巻けば充分ですね。フェザーの場合も抜ける事はありません。
スレッドを巻いた所に輪っかを載せて一緒に巻いていきます。
折り返しながら5回くらい巻くのがちょうど良いですね。
あまり巻きすぎると次の工程で輪っかを引っ張る時に抵抗が強すぎてスレッドが切れてしまう事があります。
巻いた所から10センチくらいの所でスレッドを切ります。
端糸を輪っかに入れて
輪っかの結び目の方を引っ張ります。
こうする事で巻いたスレッドの内側に端糸が入って、ほどけなくなります。
上手くスレッドの内側に端糸が入りました。
端糸は出来るだけギリギリでカットします。
次はスレッドを巻いた所に瞬間接着剤を付けます。
全体的にかつ多めに付けます。
写真のように瞬間接着剤がヒタヒタになるくらい付けます。
これくらい多く付ける事でしっかりと奥まで瞬間接着剤が染み込みます。
奥まで染み込んだら余分な瞬間接着剤をティッシュなどで取り除きます。
この時完全に表面の瞬間接着剤を取り除こうとしなくてOKです。
あくまで垂れそうな余分な分を取るだけにしておいて下さい。
アルテコが無い方は1日くらい乾かした方が良いと思います。
アルテコがあれば吹き付ければ一瞬で固まります。
ただけっこう臭いがキツいので屋外で使う事をオススメします。
アルテコを吹き付けてマット調の色に変わりました。
こうなれば完全に乾いています。
ルアーに取り付ける
ティンセルもフェザーもカットする場合はルアーに取り付けた後にカットするのがオススメです。
フックだけだと短く切ってしまう事が多いんですよね。
私はさらに一度長めにカットしてからもう一度カットするようにしています。
写真のようにちょっと長いと感じるくらいにカットして、あと何ミリと決めて切る感じです。
これだけ慎重にカットすれば自分好みの長さに出来ますよ。
ポイントは長めにしておく事です。
切る事は釣り場でも簡単に出来ますからね。
完成です。
今回はプロップダーターはちょうど良い長さに、ポッパーはちょっと長めにしてみました。
自分で長めに設定出来るのも自作ならではのメリットですね。
まとめ
今回はティンセルをフックに巻いてみましたが、フェザーでも同じように巻いてもらえればOKです。
自分で巻けるようになればフック交換を気軽に出来る様になって釣果アップ間違いなしですね。
希望としてはフェザーフックを付けているルアーを販売しているメーカーさんはフェザーフックを単体で発売して欲しいです。(その点レイドジャパンのダッジは素晴らしいと思います。)
とは言えなかなか難しいと思うので自作するのが今のところのベストですね。
また個人的にはフェザーよりもティンセルを愛用しています。
理由は水気が取れやすいから。
フェザーフックの欠点の錆の発生を抑えられます。
フェザーフックの揺らめきも魅力ですので使い分けると良いですね。
最後までお読み頂きありがとうございます。
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