今ではほとんど種類が無いフローティングのバイブレーション。
バイブレーションの強みでもある飛距離は無くなってしまいますが、シャローでは使いやすいと思うんですけどね。
もう廃盤になってしまっていますが、スミスのミスティーはフローティング、サスペンド、シンキングの3タイプが揃った珍しいバイブレーションでした。
Contents
羽鳥さんが作ったバイブレーションプラグ
トップウォータープラグが有名な羽鳥さんのプラグ。
でもトップウォータープラグ以外にも作られていたんです。
今回ご紹介しているミスティーも羽鳥さんが作られたトップウォータープラグではないプラグの一つ。
当時バイブレーションプラグというとヘドンのスーパーソニックやビルルイスのラトルトラップのような形の物がほとんどでしたが、ミスティーは独創的な形状。
今見ても、ひと目見たら忘れられないフォルムです。
3種類タイプがあります。
バイブレーションはほとんどのルアーがシンキングタイプです。
TDバイブレーションにサスペンド、バイブレーションXにフローティングがありますが、一つのモデルでシンキング・サスペンド・フローティングがあるモデルはミスティーだけじゃないかな。
広いエリアを手早く探るにはシンキングが便利ですが、とても浅い場所を広く探る時にはフローティングのバイブレーションって便利なんです。
私は地元でライギョを狙う時、浅い水路を手早く誘うのにフローティングバイブレーションを重宝しています。
飛距離が出ない事はツライと言えばツライですが、止めて浮かせてられる事は、浅い場所では飛距離以上のメリットになる事も多いです。
スパッと切られたヘッドが逆に新鮮
ボディは他のプラグには無いくらいに曲線的なのに、ヘッドはスパッと切ったように真っ直ぐです。
これまた他のプラグには無いくらい真っ直ぐなヘッドになっています。
この極端な差がミスティーのデザインです。
この両極端のデザインが一つになっているから一度見たら忘れられないのでしょうね。
ウエイトは全タイプとも軽め
シンキングからフローティングまで揃っているミスティー。
じゃあシンキングはフローティングと比べてだいぶ重いのか?というと違うんです。
実はフローティングモデルが7gで、シンキングモデルは9g。
たった2gしか違わないんですよ。
この辺りも今のバイブレーションとの考え方の違いとも言える気がします。
コットンコーデルのスーパースポットもスローシンキングですが、それと同じ考え方ですね。
目はシール2枚を貼り合わせてありました。
ミスティーのようなアイはウッドクランクに良くありますが、ほとんどのアイは書かれたペイントアイになります。
ミスティーのアイもペイントアイなのかと思ったら黄色のシールと黒のシールを貼り合わせてありました。
釣果には全く関係しませんがこの頃は2つのシールを貼り合わせたりしてたんだなぁと思いましたね。
今ならリアルなシールアイがあるから貼り合わせたりしませんもんね。
手作り感を感じられて愛着がわきました。
アクションはまさにリップレスクランク
私の持っているミスティーはフローティングモデルです。
このフローティングモデルは他のバイブレーションでは動かないようなスピードでも、ヨタヨタと泳いでくれるのが特徴です。
見た目はバイブレーションですが、使い勝手はクランクに近い感じです。
何かに当たるまでは早い巻きで使って、何かに当たったらポーズ&ヨタヨタ巻き。など多彩に誘えるのがフローティングバイブレーションの面白いところ。
ウィードのトップを巻いたりするのも面白いですね。
飛距離は出ませんがウォブリング幅の狭いナチュラルなクランクとして使うと面白いです。
まとめ
長い事店頭に並んでいるのを見なくなったと思ったら廃盤になっていたんですね。
私がルアーを始めた頃から何年も売りつづけていたルアーなので、スミスはミスティーは廃盤にしないのだと勝手に思っていました。
無くなると思うと欲しくなるのが私の悪いクセ。
だってフローティングのバイブレーションってなかなか無いですからね。
中古で程度の良いフローティングのミスティーがあったら買ってしまうんだろうなぁ。
最後までお読み頂きありがとうございます。
コメントを残す