ジェームス・ヘドンが最初に世の中に送り出したプラグのスロープノーズ。
世界中で1番最初のプラグになります。
そのスロープノーズがついに復刻になりました。
最初のプラグはどのようなプラグなのか気になりまくってたので購入しました。
Contents
エリマキが付いたプラグ
ヘドンが最初に送り出したプラグが210サーフェイスのようにエリマキが付いたプラグだったと知った時は驚きました。
だって世の中にプラグがまだ無いという事は何も参考にする物が無いという事。
なのに多くのプラグを作って辿りつくであろう形状にいきなりなっている気がしたんです。
普通の人が最初に思い付くのは魚の形をしたペンシルとかだと思いませんか?
それでもこの時代だったらたくさん釣れたでしょうしね。
ジェームス・ヘドンがどういった思いでスロープノーズを作り上げたのか気になります。
エリマキは複雑な形状をしている
単純に斜めに付いているかのように見えるエリマキ。
実は複雑な形状をしています。
ボディ上部は少し前面に曲げられていて、下部は少し後ろに曲げられているんです。
これはアクションを付けた時の動きを見ると納得できます。
トゥイッチをした時エリマキに水を受けてスプラッシュが上がります。
そのスプラッシュを効率良く出す為にエリマキの上部は前面に曲げられているんです。
またスロープノーズはカバー付近で使う事を想定されています。
水生植物や枝を乗り越える時にエリマキが引っ掛かりにくいように下部は後ろに曲げられているんです。
なかなか細かい調整がされていますよね。
名前の由来は頭の形状かな
スロープノーズという名前の由来は、やっぱり頭の形状から来ているのでしょうね。
頭と言うより鼻なのかな。
斜めに尖った顔をしています。
この顔はおそらく障害物を綺麗にすり抜ける為のデザイン。
細い頭で隙間に突っ込んで、エリマキで乗り越える。
そんな事が考えられるデザインですね。
フックはサーフェイスリグで取付
フックは前後共にサーフェイスリグで取り付けられています。
これはオールド感を出させる為の演出かと思いきやそれだけでは無いんですよね。
ヒロ内藤さんも動画でチューニングして使ってましたがダブルフックにする事でウィードレス効果が物凄く上がるんです。
普通のエイトカンでもダブルフックに変えられますが、自由度が大きいのでサーフェイスリグと比べるとウィードレス性は落ちるんです。
スロープノーズは障害物に絡めて使う事で効果が出るプラグである事は間違い無いと思います。
そんなスロープノーズなのでダブルフックにした時に効果が高いサーフェイスリグが採用されているのだと思います。
ラインが伸びると動かしにくい
ヒロ内藤さんの動画を見ると、バシバシ首を振っているスロープノーズ。
でも実際使ってみるとエリマキの抵抗がかなり強くて動かすにはコツが必要です。
そこで気になったのがヒロ内藤さんがPEラインを使っていた事。
スロープノーズを購入する前から動画を見ていたので、PEは珍しいなぁと思っていたのですが理由が分かりました。
ナイロンなどの伸びるラインだと動かしにくいんです。
PEは伸びないのでロッドのアクションがそのままルアーに伝わります。
スロープノーズのエリマキの抵抗を考えるとPEラインと相性が良いんです。
スロープノーズを使う時はPEラインと張りのあるロッドの方が動かしやすいです。
サイズ・ウエイト
全長は120ミリ、ウエイトは20.5gです。
ザラスプークよりちょっと大きいかな?というサイズになります。
フックは前後共に1番ですね。
このサイズ感は一般的にはちょっと大きいという印象だと思いますが、オリジナルのスロープノーズはもっと大きかったみたいです。
今回復刻するにあたって馴染みやすいサイズに変更したのだとか。
せっかくなのでもともとのサイズで復刻して欲しかったですが、使いやすいサイズではありますのでしょうがないかな。
カラー
出典:スミス
スロープノーズのカラーは10色のラインナップです。
スロープノーズのイメージカラーともいえるブルーヘッドのカラーを探したのですが、ホームページで見ると発売が遅れているみたいですね。
どうりで探しても見つからないわけです。
BH、J、BONEカラーの三色の発売が遅れているようなので、このカラーが欲しい人はもう少しガマンですね。
まとめ
全てのプラグの始まりのルアーであるスロープノーズ。
このルアーから始まったんだなー、と思うと使いこなしたくなりませんか?
また、ジェームス・ヘドンはスロープノーズを発売した時に特許をいくつも取っています。
それくらいアイデア満載のルアーなんです。
魅力満載のスロープノーズ使いこなしてみたいですね。
最後までお読み頂きありがとうございます。
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