今では全てのリールがエクストラハイギアになった私ですが、もともとはカルカッタのようなローギア(当時はノーマルギア)が好きだったんです。
ローギアが好きだった理由は遅く巻けるから。
ライギョをメインでやっていた頃、ライギョは遅く巻いた方が良く釣れました。
気がつくと早く巻いてしまうため、ローギアのリールを使って無意識に早く巻いてしまっても、ゆっくりルアーを巻けるようにしていたんです。
ところがある日、大森プロがハイギアの方が遅く巻けるという記事を目にしました。
最初は意味が分からなかったのですが、理解したら確かにハイギアの方が遅く巻ける。
それで今では全てのリールがエキストラハイギアになっています。
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巻く時はルアーの動きを感じながら巻く
ルアーは引っ張られる事で動きます。
その動きがラインを通じて手元に伝わるのですが、その感触を感じる事でルアーがどのように動いているのかを感じる事が大切です。
ルアーの振動を感じればちゃんとルアーが動いている事が分かりますし、何かに触れる感触を感じればルアーが底に当たっただとかを判断する材料になります。
肝心なのはこの限られた情報でルアーの状態を想像し、イメージ通りにルアーを扱うという事。
手元に来る情報が無かったらイメージ通りにルアーを扱う事は不可能です。
私はルアーを巻く上で大切なのはルアーの情報が手元に多く伝わる道具を使う事だと考えています。
それに何をしているか分からないまま釣りをしていても面白くないですよね。
楽しく釣りをする上でも大切な事ですね。
情報が多く伝わるのはハイギア
じゃあ手元に情報が多く伝わるのはどのようなリールか?という事になりますが、1番大きな違いが出るのはギア比になります。
ギア比は大きければ大きいほど、ハンドル1回転で巻く事が出来る長さが増えますが、それに比例して手元に来る情報も多くなります。
良く例えられるのは自転車のギア。
ペダル1回転で多く進むギアにするとペダルは重くなりますよね。
重いギアだと上り坂は更に重くなりますし、下り坂は明らかに軽くなります。
これがペダルが軽いギアだと違いが分かりにくいんですよね。
それと同じでリールのギアもハイギアになると抵抗があるルアーは明確に重くなるので、抵抗が大きいのか小さいのかが良く分かるんです。
それはルアーの振動や、ルアーが何かに触れた時の感触も良く伝わるという事になります。
つまりハイギアのリールは手元に来る情報が多いリールなんです。
ハイギアの方がゆっくり巻ける?
ここで本題のハイギアの方がゆっくり巻けるという事に戻ります。
ハイギアなんだから当然ハイギアの方が早いはずなのに、なんでハイギアの方がゆっくり巻けるんだろう?って思いますよね。
実はコレ少し言葉が足りなくて、手元に来る情報量が同じと仮定するならハイギアの方がゆっくり巻けるという事なんです。
先程ルアーの情報はハイギアの方が手元に良く伝わるという事を説明しました。
同じスピードならハイギアの方が情報量が多い=同じ情報量ならハイギアの方がゆっくり巻ける。
という事になるんです。
大森プロが言っていたハイギアの方がゆっくり巻けるというのはこのような理由だったんです。
もちろん早く巻く事も出来ます
ルアーからの情報を感じる範囲でゆっくり巻く事が出来るのはハイギアです。
じゃあ早く巻く事が出来るのはどんなギア比?となりますよね。
それはもちろんハイギアです。ハンドル1回転で長い距離巻けるのだから当然ですよね。
ただ例外があって巻き抵抗があるルアーを早く巻き続ける事が出来るのはローギアなんです。
ハイギアは巻く時の抵抗が大きいので、巻き抵抗が大きいルアーを早く巻くのはとってもしんどいです。
抵抗が大きすぎてハンドルの巻き方が三角巻きみたいになってしまうので巻けていると言えない状態ですね。
まとめ
ルアーを巻く時に何を優先するのかは人それぞれ違います。
私のように巻き感度を優先する人もいれば、軽い巻き心地を優先する人もいると思います。
巻きモノはローギアと決め付けないで、いろいろ試して自分に合ったギア比を選ぶのが良いと思います。
最後までお読み頂きありがとうございます。
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