数多くのルアーが生まれては廃盤になっていきます。
そんな中ずっと同じままで作られ続けている名作ミノーのK-TENブルーオーシャン。
それこそ30年くらいは作られ続けているのではないのでしょうか。
もともとは大きいサイズだけでしたが、今では75ミリサイズまでありバリエーションも豊富です。
今回はK-TENブルーオーシャンをサイズごとにまとめてみました。
Contents
各タイプ共通の特徴
K-TENブルーオーシャンは全てのサイズで共通した特徴があります。
まずはその特徴をまとめてみます。
マグネット式の重心移動システム
出典:タックルハウス
K-TENブルーオーシャンと言えば、マグネット式の銃身移動システムが特徴ですよね。
今となっては当たり前の技術ですが、重心移動システムはK-TENブルーオーシャンが最初に搭載したんです。
固定式のウエイトしか無かった時代には考えられなかった飛距離を実現したのはK-TENブルーオーシャンなんですよ。
私がルアーを始めた頃にはすでに発売になっていたルアーですが、出てきた頃の衝撃は凄かったでしょうね。
全てのサイズで貫通ワイヤー採用
出典:タックルハウス
K-TENブルーオーシャンはルアーが掛かった魚に壊されてもキャッチ出来る様に貫通ワイヤーが採用されています。
それも大きなサイズだけではなく、最小サイズの75サイズまで貫通ワイヤーになっています。
75サイズで狙う魚のほとんどはルアーを壊すような事は無い魚ばかり。
それこそ販売の事を考えるとエイトカンにしてコストダウンした方が売れたに決まっています。
でもタックルハウスはそれをしないんですよ。75サイズでもデザイナーの二宮さんが見ている魚は大物なんでしょうね。
この設計思想がタックルハウスを魅力的なブランドにしている所だと思います。
リップが無くても泳ぐバランスの取れたボディ
出典:タックルハウス
どこのメーカーもルアーは売っている状態で使う事を想定しています。
ところがK-TENブルーオーシャンは釣り場に合わせてリップの長さを調整して使う事を想定しています。
リップをどの長さにしても泳ぐように設計されているんですよ。
極端に言えばリップが無くても泳ぐそうです。
これも販売の事を考えればリップの長さを変えて売り出せば、もっとたくさん売れただろうにと思います(笑)
でもタックルハウスはそれをやらないんです。
サイズバリエーション
K-TENブルーオーシャンは現在6タイプのサイズバリエーションがあります。
全長が長い物から見ていきます。
BKF175
出典:タックルハウス
全長175ミリ、ウエイト48g、最大潜行深度180センチです。
最大サイズとなるBKF175は前後共にST-66の2/0フックとフックもかなりの大型サイズ。
そのフックが大きく見えないくらいのボディはなかなかの大きさです。
最近流行っている東京湾のコノシロパターンに良さそうですよね。
BKF140
出典:タックルハウス
全長140ミリ、ウエイト28g、最大潜行深度160センチです。
フックは前後共にST-46の1番が付いています。
名古屋港で使うならこのBKF140が最大サイズかな。
メガバスのX-80が出るまで体高のあるミノーって無かったと思っていましたが、良く見るとBKFはどのタイプも体高が高めです。
K-TENブルーオーシャンはシャッドライクなミノーとしてもはしりだったように思います。
BKF125
出典:タックルハウス
全長125ミリ、ウエイト16g、最大潜行深度120センチです。
フックは3本共にST-46の4番です。
魚に合わせてフックサイズを上げられる他のタイプとは違って、フッキング重視の3本針仕様です。
ボディシェイプも他のタイプと比べると細身でちょっとだけ雰囲気が違うのがBKF125。
個人的には大好きなタイプです。
BKF115
出典:タックルハウス
全長115ミリ、ウエイト18g、最大潜行深度140センチです。
フックは前後共にST-46の2番が付いています。
大きさと使いやすさのバランスが取れたモデルで色々な魚種に有効なモデルです。
海外で怪魚を狙っている人も良く使っているルアーみたいですよ。
BKF90
出典:タックルハウス
全長90ミリ、ウエイト13g、最大潜行深度120センチです。
フックは前後共にST-46の4番が付いています。
名古屋港などの港でシーバス狙いで使うには1番使いやすいサイズですね。
フックも4番と大きめなのが嬉しいポイント。
シーバスであれば伸ばされる事をほとんど心配しないでやり取り出来ます。
BKF75
出典:タックルハウス
全長75ミリ、ウエイト7g、最大潜行深度100センチです。
フックは前後共にST-46の8番が付いています。
75ミリという長さですが、ビーフリーズの78Sと比べると一回り小さく感じます。
感覚的にはビーフリーズの65Sと同じ感覚で使えるサイズ感です。
カラーバリエーション
出典:タックルハウス
海で良く使われるタックルハウスらしく海で良さそうなブルーバック系やパール系が多いラインナップです。
ルアーの表面はシンプルなフラットタイプなのでキラキラしたカラーが良く反射します。
今どきのルアーは当たり前のようにウロコのラインが入っていますがK-TENブルーオーシャンのようにシンプルな仕上げも良いですよね。
私はむしろこの方が好きだったりします。
昔のダイワのレーザーフィニッシュみたいなキラキラ具合も大好きです。
最近のクロームカラーって渋めのクロームが多いんですよね。
それはそれで良いですが、どっちかと言えばキラキラの方が個人的には好きです。
まとめ
長い事、第一線で使われ続けるK-TENブルーオーシャン。
これだけのルアーが30年以上前から作られていた事に驚きです。
これからも沢山のルアーが出てくるのでしょうが、K-TENブルーオーシャンはこれからも残り続けると思います。
最後までお読み頂きありがとうございます。
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