バスロッドは一般的にライトやミディアム、ヘビーなどの表現で硬さを表します。
でも昔からロッドを作ってきたメーカーはそのメーカー独自の表現の仕方があるんです。
私は25年ほどルアーフィッシングをやっていますが、シマノのロッドはずっと使い続けています。
最近ではシマノもジャッカルに合わせて(たぶん)ミディアムなどの表現をするようになりましたが、スコーピオンやワールドシャウラは今でも昔ながらの表記なんです。
前からシマノのロッドを使っている人は一目でどんなロッドか分かるシマノのロッド表記を説明します。
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スコーピオン1652R-2で説明
出典:シマノ
シマノの昔ながらの表記は上記のように
1652R-2
のように表現します。
この1652R-2は「1」「65」「2」「R」「-2」
に分けて各項目を表します。
最初の数字はベイトかスピニングを表す
最初の数値は「1」又は「2」のどちらかが入っています。
「1」であればベイトロッド。
「2」であればスピニングロッドとなります。
今回例に出した1652R-2はベイトロッドなので最初の文字は「1」となっています。
続く2つの数値はロッドの長さ
数値の二文字目と三文字目はロッドが何フィートの長さなのかを表しています。
「60」であれば6フィート。
「70」であれば7フィートです。
1652R-2の二文字目と三文字目は「65」なので6フィート5インチだと思っていたのですが、実は6フィート6インチでした。
6フィートと1フィートの半分の0.5という事で6.5フィート=65と表記されているみたいです。
6.5フィート=6フィート6インチです。
これは知らないとちょっと分かりにくいですね。
四文字目の数値はロッドの硬さ
出典:シマノ
四文字目はロッドの硬さを表す数字になります。
完全にシマノの基準の表現なのでシマノを使ってきていない人は1番分かりにくい所かと思います。
このロッドの硬さを表す数値は「0」から始まり数値が大きくなるほど硬くなります。
シマノは上記写真のように硬さを表記していますが、1600SSを使っていた私の感覚としては、「0」はウルトラライトではなくライトだと思います。
「1」から「5」はミディアムライトからエキストラヘビーと表記されていますが、これはだいたい感覚と合っています。
もっと細かく表現すると「2」はミディアムプラス、「3」はミディアムヘビープラスくらいで全体的にちょっとだけ硬いかな。と個人的には感じます。
今回例に出した1652R-2は「2」なのでミディアムプラスくらいの硬さです。
英語はそのまんま。テーパーです。
五文字目にある英語の表示はロッドのテーパーを表しています。
「F」はファーストテーパー。
「R」はレギュラーテーパー。
「S」はスローテーパーです。
1652R-2はRなのでレギュラーテーパーですね。
最近のロッドはファーストテーパーが多いのですが、スコーピオンは基本レギュラーテーパーを採用しています。
スコーピオンは投げる時に気持ち良いと感じる人が多いレギュラーテーパーが多く採用されています。
最後の数字は何ピースか。
1652R-2の最後の「-2」はロッドが何ピースなのかを表しています。
1652R-2は2ピースという事です。
ここが「-1」であればワンピース。
「-5」などであれば5ピースのパックロッドという事です。
1つ注意なのはグリップジョイントでも「-2」になる事。
長いロッドでワンピースが無い場合はグリップジョイントの事が多いです。
スコーピオンやワールドシャウラはワンハーフなので問題無いですけどね。
昔のロッドを中古で探す時はご注意下さい。
まとめ
硬さを数字で表すシマノの独自のロッド表記。
何故ミディアムとか表示しといてくれないの?と思うかもしれませんが慣れると数字のほうが分かりやすい事もあるんです。
それはエクストラヘビーよりも硬いロッドの場合。
シマノの表記方法であれば「7」と記載すれば分かりやすいですが、言葉では表しにくいですよね。
XXH(エキストラエキストラヘビー??)とか表されますがやっぱり分かりにくいです。とりあえず硬い事は良く分かりますが…
一度ルールさえ覚えてしまえば分かりやすいシマノのロッドの表示の仕方を紹介させてもらいました。
最後までお読み頂きありがとうございます。
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