PEラインで良く表示されているMAX強度。
これって何か意味あるのかなぁと思っていました。
だってラインが切れる時はラインの強度が出ていない所で切れるんです。強い所の強度がどれだけなのかなんて関係ないですよね。
これってナイロンラインやフロロカーボンラインで使われている20ポンドのラインは20ポンドで切れなきゃいけないという日本の規格が悪さしているのだと感じていました。
日本の規格は20ポンドなら20ポンド以上出たら駄目なんですよ。アメリカの規格は20ポンドなら最低20ポンド以上の強度じゃないと駄目なのに。
何ポンドのラインで釣り上げました!という記録の為には日本の規格になるのでしょうが、ほとんどの釣り人にとってはアメリカの規格の方が分かりやすいですよね。
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ラインで大切なのは信頼性
村岡さんがYouTubeでラインの事についていろいろと話している動画を投稿されたのですが、とても良い内容の動画だと感じました。
ラインって規格の事とか分かりにくい部分が多いんですよね。
針と共にとても大切な部分なのにです。
村岡さんがラインで一番大切だと思っているのは信頼性との事でした。
これはとても共感出来ますね。
強度だとか使い勝手ももちろん大切ですが、どこまでいっても信頼出来ないラインは使いたくないです。
私が聞いたことも無いようなラインメーカーのラインは使わない事も信頼性が大切だからです。
MAX表記とアベレージ表記
ここで最初に書いたMAX強度の表記についてです。
村岡さんもMAX表記に関してはどうなの?と思っているみたいです。
ラインの強度の測り方は、どのラインも定められている測り方をしているのでしょうけど、表記の仕方が違うんですよ。
何度か試験をした結果の平均値で出しているのが
アベレージ表記です。
その一方で、何度か試験をした結果の一番強度が出た時の結果を表記しているのが
MAX表記となります。
本当、MAX表記ってどうなんだ?って感じです。
日本のメーカーのラインであれば、そんなに強度のバラつきは無いのだろう。と思いますが、それは全く根拠の無い推測です。
一つの参考程度の表記としてしか考えられないと思います。
出来れば最低強度を!
そんな意味が無いと思っているMAX表記。
実はほとんどのラインメーカーはMAX表記なんです。
アベレージ表記をしているのは村岡さんが調べた範囲では数社だけ。
これは私達釣り人がMAX表記で強いとされているラインを選んでしまう所にも原因はあるんですよね。
PEラインに限らず、ラインは全てここまでの強度では切れないという最低表記にするべきだと私も思います。
そうすれば品質が低いラインは強度の数値を下げざるを得なくなり、本当に強度があるラインだけが強いと言えるようになります。
まとめ
村岡さんも言われている通り、この悪い風習を変えるには釣り人がMAX表記しているラインを買うのではなくて、アベレージ表記されているラインを買う事が必要だと思います。
アベレージ表記されているラインが売れるようになればどのメーカーもアベレージ表記するようになり、次第に最低表記のラインも出てくるようになるのではないでしょうか。
本当はMAX表記しているメーカーも出来ればちゃんと表記したいと思っていると思うんです。少なくとも日本のメーカーは。
でも売れなくなっちゃうので仕方なくMAX表記しているのだと思います。
最低表記になれば品質の悪いラインは淘汰されるでしょうから、釣り人にとっても良いことですし、真面目に取り組んでいるラインメーカーにとっても良いことです。
皆さんもラインを選ぶ際には強度の表記の仕方を見てみると良いと思います。
最後までお読み頂きありがとうございました。
今回取り上げた内容以外にも興味深い内容を話されています。
興味がある人は見てみて下さい!面白いですよ。
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