釣りは魚に近い所にある道具を大切にすると良く釣れるようになる。
良く聞く話しですよね。
つまり釣りでは針が1番大切だと言う事です。
そんな釣り針ですが、こだわり始めると本当に奥が深くて釣り針を選ぶ事だけでも楽しくなってくるんです。
でも日本製の針って本当に性能が高くて針先が鋭く無いと感じる物って無いに等しいです。
なので私は針先の鋭さでフックを選んだ事はほとんどありません。
でも折れやすいフックや、針先が曲がってしまいやすいフックって確かにあるんです。
折れたり、針先が曲がったら交換すれば良いや。と考えていますが初期状態が長持ちするに越した事は無いですよね。
がまかつから新しく出たG-HARD V2はフックの素材の革命になるかもしれないと思いました。
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G-HARD V2
出典:がまかつ
G-HARD V2の特設ページを見に行って衝撃的だったのが上の写真。
金属をも穿つ脅威の新素材。
普段のフックと針先の作り方は違うのでしょうが、隣の高炭素鋼と比べれば違いは歴然です。
とにかく強く、硬く、その状態が長持ちする素材のようです。
針って焼入れや針先の作り方で全然性格は変わるものですが、根本的に強い素材という話しは聞きません。
素材の性能が上がる事で、針の性能が全体的に上がる事が期待出来ます。
針の基本性能の向上
針先が鋭い事は魚を釣る上での最低条件だと思います。
初期の状態で針先が鋭い事は、日本のメーカーならどこも高水準でクリアしています。
ただ使っていくうちに針先は確実に鈍くなっていきますよね。
G-HARD V2は耐摩耗性が上がる事で針先の鋭さが何と5倍も長持ちするとのこと。
これはとても素晴らしい性能ですよね。
ラインだけでなく針も耐摩耗性が重要だと初めて知りました。
また耐摩耗性が向上した事で、針先をもっと鋭角に加工しても針先の鋭さが保てるという事にもつながるのだと思います。
と言う事は、すでに鋭い針先がもっと鋭くなると言う事ですね!
もしかしたら抵抗感が全く無く刺さるような針が出来るようになるのかもしれません。
鋭く、硬いフックに良くある衝撃で折れてしまう現象。
使っていて良く折れるフックは大きい魚が掛かったら折れるかもしれないという不安感が常に付きまといます。
なので本当は変形しない方が良いのですが、折れるくらいなら柔らかく曲がるフックの方が良いと言うのが私の考えです。
ですがG-HARD V2は強度も高炭素鋼とくらべ1.5倍増しているようです。
これなら変形しないくらいの硬さの針でも折れにくいかも。と期待出来ますね。
先程も書きましたが折れる事が無いなら、針は硬くて変形しない事がベストです。
硬さについては焼き入れの仕方で大きく変わると思うのですが、おそらく同じ焼き入れ方法ならこれだけ硬いという事なのでしょうね。
これも高炭素鋼と比べて1.5倍以上の硬さを誇るようです。
基本的性能が上がる事で今まで出来なかった事が出来るようになりそう。
鋼の事について全然詳しくはありませんが、硬く焼き入れすれば変形は起こりにくくなるけれど折れやすくなる。
柔らかく焼き入れすれば曲がりやすくなってしまうけれど、折れる事は少なくなる。
その基本はG-HARD V2になっても変わらないのだと思います。
ですが、基本性能が上がる事で今までは折れやすかった硬さに焼き入れしても折れないので、さらに硬く焼き入れ出来る。
硬く焼き入れ出来るので、もともと硬い素材なのにさらに硬く出来る。
と言ったような好循環が生まれる気がします。
針の性能を更に向上させるには素材から開発しない限り不可能な所にまで来ているのかもしれませんね。
G-HARD V2のような素材が一般的になり、メーカー同士で競い合って更に良い製品が出てくると良いと思います。
まだルアーに使うようなトレブルフックやワームフックにG-HARD V2は採用されてはいないのですが、採用された製品が出たら使ってみたいです。
チヌ針は出ているようなので、メタルジグのアシストフックに使ってみようかな。
最後までお読み頂きありがとうございます。
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