バスのフロッグやパンチングなどの釣りや、ライギョゲームで使われることが多い太めのPEライン。
この太めのPEラインの使われ方の特徴はリーダーを付けない事。
リーダーを付けないでPEラインを使うのはあまり無いですよね。
リーダーを付けないで使う場合は普段PEにあまり求めない擦れに対する強さなどが重要になります。
今回はサンヨーナイロンのGT-RプレミアムPEをご紹介します。
Contents
GT-RプレミアムPE
出典:サンヨーナイロン
ナイロンラインで絶対的な人気を誇るサンヨーナイロン。
私もナイロンラインはGT-Rシリーズが最強だと思っています。
そんなサンヨーナイロンから出ているプレミアムPE。
ラインの性能の中でも耐摩擦性能を重要視するサンヨーナイロンがPEラインを作ったらどんなラインになっているのか気になったので試してみました。
ラインナップ
出典:サンヨーナイロン
プレミアムPEはベイトリールでフロッグやヘビーカバーを打つ事を想定されているラインです。
なので細糸のラインナップはありません。
用意されているのは4号から10号までの5種類。
4号は50ポンド、5号は60ポンド、6号は80ポンド、8号は100ポンド、10号は130ポンドです。
この強度はMAX強度だとは思いますが十分な強度があります。
ラインの性格としては、ノンコーティング系の腰の無い柔らかいPEラインです。
比重
比重は水よりも軽い0.98です。
0.98という事はPE素材のみのラインという事ですね。
フロッグの釣りの場合はラインが浮いている方が都合が良いのでフローティングラインの方が良いですね。
パンチングなどでヘビーカバーを狙う場合も、水面より上にあるカバーなどにラインが引っ掛かった状態になる事が多いのでフローティングラインの方が使いやすいです。
沈むラインだと障害物にラインが引っ掛かった所から手元までの間でラインが沈んでしまい、余分なたわみが出てしまうんですよね。
毛羽立ちは少なめ
フロッグをメインに使ってみましたが、8本撚りのPEラインとしては毛羽立ちは少ない方だと感じました。
私がライギョをやっている場所は水質が悪いのでラインがベタベタしてくるんです。
そうなると細かい砂やゴミがラインにくっついて、ラインの表面を削り始めます。
なのですぐに毛羽立ち始めるのですがプレミアムPEは局所的に毛羽立つ事はあっても全体的に毛羽立ちは目立ちませんでした。
毛羽立ちが少ないという事は耐摩擦性能が高く長持ちするという事につながります。
重要な性能の一つですね。
結束強度はかなり高い
今回使ったラインはプレミアムPEの中で1番細い4号です。
何度か根がかりした時に引っ張って回収したのですが全てフックが伸びて回収出来ました。
この時のフックサイズは4番だったので4号とは言え切れてもおかしくない太さです。
何度か無理矢理引っ張って全てフックが伸びて回収出来たのは驚きでした。
色落ちは少なめ
PEラインは表面に色を付けるだけになるので、ラインの色落ちは避けられません。
ですがプレミアムPEはもともとグレーの薄めの色のため色落ちは気にならないレベルです。
写真を見てもらうと分かると思いますが、キャスト毎に出る部分は若干薄くなっていて、それ以降は少し濃くなっています。
ガイドにラインの塗料が付くなんて事もなく快適ですよ。
やけに水が表面に付く
ここまではプレミアムPEの使いやすいと思った所ですが、唯一使いにくいと思った所があります。
それはラインの表面にやけに水が付くんです。
どんなPEラインも付く事は付くのですがプレミアムPEは水を汲んでいるというレベルでした。
ですがシリコンスプレーを吹きかけたら気にならないレベルになったので、とりあえずは良しといった感じです。
水が付きやすいのと同じように、シリコンスプレーの乗りも良いのかもしれません。
まとめ
ノンコーティング系の8本撚りPEラインとして使いやすいといった印象でした。
世界最強クラスの原糸を使っているという謳い文句通りの強度が魅力ですね。
結束強度が強いあたりサンヨーナイロンらしい製品と言えると思います。
今回は1番細い4号でしたが、他の号数も試してみたいラインです。
最後までお読み頂きありがとうございます。
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