昔大人気で今は全く人気が無いワームの代表とも言えるパドルテールワーム。
人気はありませんがホッグ系と比べてパーツが少ない事でカバーの中にスルッと入ってスルッと出てきますし、飛距離も出ます。
太短い事で大きいフックをセットしてもズレたりする事が少なく、カバーの中に入れるワームとしてはパドルテールワームって理にかなっていると思います。
今回は私が気に入っているパドルテールワームをご紹介します。
中古で見つけたら買ってみてください!
Contents
カルフォルニアパドル(カリフォルニアワーム)
個人的にパドルテールワームの代表はこのカリフォルニアパドル。
カルフォルニアにてハンドポワードで作られているワームで、ケイテックの林圭一さんが見つけて輸入したワームです。
私がルアーフィッシングを始めた頃のカリフォルニアパドルの人気は凄くてどこのショップでも売っていたのを覚えています。
ハンドポワードらしい綺麗なカラーと柔らかい動きで良く釣れます。
当時はかなり売れたので中古でもたまに見かける狙い目のワームです。
エスケープ(ノリーズ)
私が初めて40アップを釣ったのがこのエスケープです。
真冬の野池で雪が降る中、岸際のカバーの中にテキサスで放り込んだら食ってきた光景が今でも思い出せます。
ノルソルト(たぶん)で針持ちがかなり良いのでペグ止めしたテキサスでカバーの中に打ち込んでいく釣りがかなり快適に続けられます。
発売当時は珍しかった味と匂いが付いている素材で魚が放しにくいと言われていたのも懐かしいですね。
中古でしか手に入らないワームなので今でも味と匂いが残っているかは謎ですが、つい先日の野池釣行でも良く釣れました。
エスケープジャングル(ノリーズ)
エスケープをフロリダシンカーを使ってより濃いカバーの中に打ち込む為に作られたワームです。
フロリダシンカーが使いやすいようにボディが長めに作られているのが特徴的です。
エスケープジャングルが発売された時はまだ超ヘビーカバーにはフロリダシンカーを使っていたのですが、その後シンカーをペグ止めする方向に変わったのもあって使われなくなっていったワームでもあります。
ボディが長いおかげで大きいフックを背負わせる事も出来るので今でも使いやすいんですけどね。
パドル形状はエスケープよりも短くなって幅が広くてなっています。
ボディを切ってラバージグに付けると収まりが良いですよ。
ディープカップビーバー(メガバス)
メガバスが出していたパドルテールワームがディープカップビーバーです。
ハゼドンやトーナメントクローラーなどと同時期から発売されていたメガバスの初期からあるワームなのですがパドルテールワームの人気が無くなったのと同時に売れなくなってしまったみたいです。
素材がかなり柔らかく動きもかなり柔らかい動きになるので少しワームを動かしただけでパドルがぷるんと動く魅力的な動きです。
その代わり針持ちはあまり良くないので一匹釣って頭が裂けたら先端をカットしてラバージグのトレーラーで使っていました。
このワームも比較的中古で見つけやすいワームです。
パドルテールグラブ(ケイテック)
今では色々なワームを出しているケイテックですが、確か1番初めに出したワームがこのパドルです。
第一号のこのパドルからケイテックらしい精度の高いワームになっていました。
初期のケイテックのワームはボディのデザインが写真のように格子状に入っていたのが懐かしいですね。
比較的硬めの素材なのですが大きめのパドルとくびれた根本を持っているので良く動きます。
針持ちも良い方なのでカバーの中に打ち込んでもズレにくいワームです。
LAキングパドル(ウォーターランド)
このワームは25年くらい前に霞ヶ浦で釣りしていた人はみんな使っていたんじゃないかな。
村田さんが良く使っていたパドルテールワームです。
パドルに付けられたダイアモンド状のデザインが今見てもカッコいいです。
均等にダイアモンド状に入っているのではなく幅がまちまちなのもアメリカンっぽくて良いですね。
ウォーターランド(当時はツツミヤだったかな?)なのにアメリカン?と思った人もいると思いますが、このワームはドンアイビーノが作っているんです。
カリフォルニアワームと同じくらいハンドポワードワームで有名な会社ですね。
ドゥードゥルビーバー(スミス)
LAキングパドルと同じくドンアイビーノが手掛けたパドルテールがスミスのドゥードゥルビーバーです。
この当時はドゥードゥルメソッドという物があって、ドゥードゥルシリーズの中のパドルワームがドゥードゥルビーバーでした。
スミスが発売していたので霞ヶ浦で吉田幸二プロが良く使っていたのを覚えています。
このワームもハンドポワードなので綺麗なカラーが特徴的。
ドゥードゥルメソッドについてはあまり知らないけれどシンカーの間にビーズを入れてシェイキングするようなイメージがあります。
ビーズのカチカチという音が甲殻類が出す音と同じって言われていましたね。
久しぶりに試してみようかな。
スプリットテールビーバー(アングラーズチョイス)
このワームは千夜釣行という伝説(?)の釣り番組でケンクラフトのケン鈴木が良く使っていたワームです。
パドルテールの中央に線が入っていてそこを切ればクローワームに早変わり!といったワームでした。
私もそれに影響されてラバージグにセットしたスプリットテールビーバーのテールをカットしていました。
ハサミで切るのではなく手でちぎるとギザギザに鳴ってよりナチュラルなんだ!と言うのも間に受けてました(笑)
アングラーズチョイスの製品はとても精巧な作りで綺麗なハンドポワードワームです。
中古ではなかなか見ませんが見つけたら即買いのワームです。
ハゼ君(ズイール)
ハゼ君はパドルテールというジャンルというよりもハゼ君というジャンルとすら思います。
それくらい当時のワームの中では作り込みがしっかりしていましたね。
私が初めてバスを掛けた(バラした(泣))ワームがハゼ君でした。
背びれの中に針先を隠すシステムとか素晴らしいと思います。
写真はロングテールハゼ君ですが本当はノーマルのハゼ君の方が好み。
当時からフックにスプリットショットを付けて使っていた柏木さんはさすがですよね。
今ではメジャーになったウエイテッドフックのはしりだと思っています。
中古で見つけたら多少高くても必ず買ってしまうワームです。
まとめ
今回はほとんどの人に需要の無い(笑)ワームであろうパドルテールワームをご紹介しました。
でも使ってみると本当に使いやすいワームなんですよ。
ホッグ系などのパーツが多く付いたワームしか使った事のない人に使ってみてほしいです。
スルッとカバーに入っていく感覚はホッグ系しか使った事のない人にとっては衝撃だと思います。
最後までお読み頂きありがとうございます。
コメントを残す