スティーズA TW HLCのブレーキをマイルドにチューニングする方法。

スティーズA TW HLCを購入したのだけど、もう少しブレーキが効くようにしたい。

そんな人も多いと思います。

私も風が強い時にはサミングだけでスティーズHLCをコントロールする自信はありません(汗)

ブレーキを強くすれば良いのですが、それだと普通のリールよりも飛ばなくなっちゃいますしね。

前に村上さんが初代ジリオンHLCで紹介していたマグフォースZをマイルドにする方法を、スティーズHLCのマグフォースZブーストに試してみました。

適度にブレーキが効くようになって良い感じになりましたよ。

Contents

用意するもの

ブレーキをマイルドにチューニングするために必要なのはポリカーボネートのワッシャー。

写真の物はネジも付いていますが使うのはワッシャーのみです。

M5のサイズの物を準備して下さい。

ポリカ (+) ナベ小ねじ M5×15 (10本入り)
ネジのトミモリ

厚さは1ミリ弱といった感じ。

これをブレーキシステムに組み込む事でブレーキの強さを変えられるんです。

組み込んでみる。

スプールの部品表はこのようになっています。

写真の赤の矢印の部分に先程のポリカーボネートのワッシャーを組み込みます。

その為にマグネットブレーキ部分を一度分解します。

マグフォースZブーストのブレーキはこのような感じです。

実はこの写真すでにポリカーボネートのワッシャーを組み込んである写真なんですよ…

組み込む前の写真を取り忘れてしまったんです(汗)

どのように変わっているのかと言うと写真の紫の部分がスプールの外側にワッシャーの厚さ分出てきています。

外側に出てこれば出てくるほどブレーキは強くかかるんです。

ここから分解する順番をメモっておきます。

部品表20番のCリングは写真のように、軸に少し溝が切られた部分にはまっています。

取り外す時に飛んでいってしまう事があるので袋の中に入れて作業すると良いですよ。

次は22番のバネを抑えている金属のワッシャーです。

部品表の21番のパーツですね。

これも押さえながら外さないとバネと一緒に飛んでいってしまうので要注意です。

これが22番のバネです。

マグフォースZは1つのバネしか入っていませんが、ブーストになると2つバネが入っているんです。

そしてこれが23番のパーツです。

両側にあるバネを切り替える為の部品ですね。

そしてこれがもう一つのバネ。

24番のパーツです。

引っ張るだけで外せます。

そして最後の25番のパーツはこの紫のパーツです。

これも引っ張るだけで外せますが一つ注意点が。

このパーツは26番のパーツ2つが一体となっています。

外すとこのような感じ。

気をつけて外さないと外れちゃって無くしてしまいますよ。

そしてここまで分解したらポリカーボネートのワッシャーを入れます。

入れた感じだとけっこうルーズな感じになりますが、ちゃんとセンターに入っていれば問題ありません。

組み込んだ後は外した順に戻すだけ

ポリカーボネートのワッシャーを入れた後は元に戻すだけなのですが、少し厄介なところがあります。

23番のパーツですが写真のように3箇所切れ込みがあるんです。

3箇所のうちの写真で見る下の部分は25のパーツのピンが出ている所にはめるようにします。

そしてスプールの軸の方に2箇所ピンが出ています。

ここに23番のパーツの切り込みの2箇所をはめ込むんです。

このピンはズレるので写真のように片側に寄ってしまう事もあると思います。

そうなっていると上手く戻せないので注意です。

後はバネやCリングを飛ばさないように注意しながら組み込むだけですね。

やる事は単純なのですがバネを押さえながらCリングを取り付けるのはなかなか大変でした。

フィーリング

気になるブレーキ力の変化ですが一度投げただけでもはっきりと分かるくらいの違いがありました。

オリジナルと比べて常にブレーキが掛かるようになるのでブレーキが強くなりすぎるかなぁと心配していたのですが、個人的にはちょうど良いブレーキの強さだと感じています。

SVよりは圧倒的にブレーキは弱いですし、マグフォースZと比べても少し弱いくらいのブレーキ力になります。

ちょうどマグフォースZとマグフォースZブーストHLC仕様の中間くらいのブレーキになっています。

遠投性能もオリジナルと比べてほとんど下がっているように感じません。

かなり良い感じですよ。

最初は風が強い予報の時は今回のチューニングをして釣りに行って、風が無い日はオリジナルに戻して使おうかと考えていましたが飛距離に不満が無いのでチューニングをした状態のまま使う事にしました。

まとめ

私は現行のジリオンHLCを使っていた事もあるのですが、スティーズA TW HLCは現行ジリオンHLCよりも更に尖った性能のリールです。

購入したけどちょっと尖りすぎていると思った人には今回のチューニングはとてもオススメ出来るチューニングです。

ブレーキ力が強くなるといっても、元はHLCなのでサミングは必要です。

投げる楽しさも残った状態になりますよ。

スティーズHLCは合わないと手放してしまう前に一度チューニングしてみてはいかがでしょうか。

最後までお読み頂きありがとうございます。

※Cリングの取付が難しい場合はこのEリングセッターを使うとやり易いですよ。

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4件のコメント

スティーズtw hlcを購入し、PEラインでシーバスゲームに使用しようと思い購入しました。今までモアザンや先代のジリオンtwhlc 1514も使用してきましたが全く問題なく使用できていました。が、今回のは本当にブレーキが弱すぎて手懐けられませんでした(TT)
そこでこちらの記事を拝見したのですが自分もやってまようと思います☆
質問なのですが、ワッシャーを追加するには27番の部品は一度シャフトから外して、その下にワッシャーを入れるということでよろしいのでしょうか?

コメントありがとうございます。
私もジリオンTW HLC1514を使っていましたが、このチューニングをするとジリオンよりもマイルドになりますよ。

コメントを頂いて確認してみたら写真の矢印が27番の手前になっていました。
ワッシャーを入れる部分は27番の部品を外して、その下に入れる形になります。
ご指摘ありがとうございました(^^)

早速のお返事ありがとうございます!
丁寧に教えていただき感謝いたしますm(_ _)m

今回のスティーズHLCは自分が下手になったのかな?と自信喪失するくらいジャジャ馬だったのでこちらの記事は本当に助かりました☆
比重があって空気抵抗の少ない鉄板系を投げるには超絶気持ちいいのですが樹脂製のミノーなんかはある程度重量があったとしてもとてもじゃないけど快適には使えませんでしたT_T
昨日から22ジリオンTWHDの展開図が見られるようになっていたのですが、22ジリオンには本記事のブレーキチューンのようなワッシャーが2枚入っていました。ダイワ公認チューンというわけなのですね☆
今までブレーキ周りのカスタムはした事なかったのですが36mm径のスプールは魅力的なのでなんとか使えるようにしたかったので有益な情報を発信してくださって本当に助かりました☆

そうなんですよね。
私も36ミリスプールは魅力的なので快適に使いたいと思って今回のチューニングをしました。
最後のパーツのCリングの取付はなかなか大変なので難しいと思ったらタミヤのEリングセッターを使うとやり易いと思います。
今回のようなコメントを頂くとブログ書いていて良かったと思えます(^^)
快適に使えるようになると良いですね!

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