ベイトリールは適度にグリスアップする事で快適な巻き心地が維持出来ます。
最初は性能を維持する為にやり始めたグリスアップですが、やり始めるとどんなグリスが自分に合っているのかいろいろ試しちゃうようになるんですよね。
先日ミブロの塚本さんがギアグリスにワコーズのビスタックを紹介されていました。
この動画を見て糸を引くくらいの粘着度に驚き試してみたくなったんです。
今回は巻き心地がカラカラし始めていたアルファスAir TWのギアグリスに試してみたのですが、かなり巻き心地がしっとりして良い感じでした。
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ワコーズ ビスタック
ケミカルで有名なワコーズ。
車にも良く使われているメーカーですね。
ビスタックは高粘着、超耐水で水が掛かるような所に適したグリス。
缶に書いてあるようにチェーンやウインチのワイヤー、ギアなどに適しています。
高粘度ではなく高粘着
塚本さんの動画と同様にドライブギアとピニオンギアの歯面の所のみにビスタックを塗ります。
そしてギアを指で回してみると、トローと糸を引いていました。
動画で見た通りの状態です。
使ってみると良く分かったのですがビスタックは「高粘度」のグリスではなく「高粘着」のグリスですね。
今までギアグリスとして使ったグリスとは比べものにならないくらい粘り気があるグリスです。
グリス切れを起こす気がしない
今まで使ったことのあるギアグリスは高粘度の物でもグリス切れは使っているうちにそのうち起きるという感じはしました。
でもビスタックはグリス切れを起こす気がしません。
その理由はビスタックの粘着性というか接着性が物凄いからです。
ギアの歯面からはみ出したグリスを指で拭き取ろうとしたのですが取れないんですよ。
もちろん盛り上がっている部分は取れるのですが金属に接している所はどれだけ指で取ろうとしてもネチャネチャしているんです。
指で取る事は諦めてキッチンペーパーで拭き取ってみても結果は同じ。
やっぱりネチャネチャしているんです。
どれだけ拭き取ってもネチャネチャしてるのでグリス切れを起こす気がしませんでした。
余談ですがビスタックはスプレータイプなので作業している時にテーブルに少し飛んでしまったんです。
それをキッチンペーパーでどれだけ拭いてもやっぱり取りきれない(汗)
初めてテーブルをパーツクリーナーを使って拭きました。
最初は巻き心地重すぎ→10分ハンドル回すとしっとりに変化
糸を引くくらいの高粘着のビスタック。
気になるのはハンドルが重くなり過ぎないかどうかですよね。
リールを組み上げて最初ハンドルを回してみた時の印象は、これは重すぎて駄目だなぁといった印象でした。
不快なレベルでハンドルが重くなっていました。
でも塚本さんが動画の中でしばらくハンドルを回していると馴染んでくると言っていたので10分くらい回してみました。
すると不思議。
重かった巻き心地がしっとりに変化するんですよ。
今までの他のグリスでもギアグリスが馴染む感覚は有りましたが、ここまで変化するグリスは初めてです。
馴染んだ後のしっとり具合は完全に私好みのしっとり加減でした。
ギアの歯面以外の回転に関わる所は絶対にNG
ギアの歯面に塗る事でしっとりとした巻き心地に出来るビスタックですが、歯面以外の回転に関わる所には絶対に使わない方が良いと思います。
回転に関係する部分に使ってしまった場合は巻き心地が重すぎて使い物にならないレベルになると思います。
それくらいの粘着度だと思って下さい。
回転に関わらない部分に錆止めとして使うのは効果が高いと思います。
まとめ
かなり高粘着なグリスのビスタック。
巻き心地をしっとりさせたい時には適したグリスです。
グリス切れを起こす気がしないレベルの高粘着はグリス切れが早いマイクロモジュールギアにも適していると思います。
水にもかなり強いようなので海で使うリールにも適していそうですね。
良いグリスを見つける事が出来ました。
最後までお読み頂きありがとうございます。
※ギアグリスに使うだけなら1本持っていれば一生使えると思います(笑)
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