釣りをする上で覚えなければならないのがラインの結び方。
どんなに強いラインを使っていても結びが上手く出来ていないと結果的に切れてしまいます。
今回はユニノットの結び方と強度がどの程度出るノットなのかをご紹介します。
Contents
ユニノットの結び方
ラインをルアーのアイに通します。
アイに通した後の端糸を折り曲げます。
折り曲げた後に輪っかを作りそこにラインを通します。
輪っかの中に4回〜5回ラインを通します。
ラインの端糸を引っ張って軽く結び目をここで作ります。
キツく結び目を作ってしまうと摩擦が増えて強度が下がってしまうので注意です。
ラインを水で湿らせてゆっくりと締め込みます。
端糸をカットして完了です。
ラインの限界強度測定
ラインは強度がどれくらいなのかパッケージに表示されていますが、実際に引っ張って計測した方が正確。
なので今回は強度測定で使うラインを直接引っ張って、結び目の無い純粋なラインの強度を測定してみました。
ノットの締め込みで使う棒を使って切れるまで引っ張った強度は5.160キロ。
この強度を基準にノットの強度がどれだけ出ているのか比較してみます。
参考までに今回切れた場所は引っ張り棒と引っ張り棒の間の部分。
切れた両側ともラインが縮れているので、実際の限界の強度が計測出来たと思います。
ユニノットの強度測定
それではユニノットの強度を測っていきます。
ラインの片側はスナップにユニノットで結束。
もう片側は引っ張り棒に巻き付けて引っ張ります。
1回目(3.455キロ、66%)
1回目の強度は3.455キロで、ラインの限界強度の約66%です。
ユニノットの強度は60%〜70%くらいになる事が多いです。
2回目(3.825キロ、74%)
1回目の強度は3.825キロで、ラインの限界強度の約74%です。
シングルのノットにしては強度が出ています。
同じように結んでいても強度は10%程度の違いが出るんですね。
3回目(3.800キロ、73%)
3回目の強度は3.800キロで、ラインの限界強度の約73%です。
今回も70%超え。
毎回これくらい強度が出れば良いのですが、実際は弱く出た時の強度しか出ないと考えておいた方が良いです。
4回目(3.320キロ、64%)
1回目の強度は3.320キロで、ラインの限界強度の約64%です。
今回の計測では1番弱い結束強度になりました。
5回目(3.765キロ、72%)
1回目の強度は3.765キロで、ラインの限界強度の約72%です。
5回目も70%以上の強度が出ました。
ユニノットはシングルのノットでは比較的強度が出るノットだと思います。
まとめ
ユニノットは強度が出る時は70%以上の強度が出るノットです。
早く結べるシングルのノットとして優秀な強度なのではないでしょうか。
ですが結び方によっては60%程度まで強度が落ちてしまう事もあります。
釣り場でどれくらい強度が出ているのか考える場合は60%程度だと考えて使うのが良いと思います。
私は結び目の強度に余裕がある太いラインの時にはユニノットなどのシングルのノット、結び目の強度に余裕がない細いラインの時にはダブルのノットを使っています。
そのように使い分けると根がかりの時に結び目で切れるようになって、釣り場に無駄なラインを残さないで済むようになります。
ラインの太さに合わせたノットを選ぶと良いですよ。
今回の数値を参考にして貰えればと思います。
最期までお読み頂きありがとうございます。
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