パロマーノットの結び方の紹介と強度測定。締め込みの時に湿らせる事の重要性を再認識しました。

強いノットとして有名なパロマーノット。

今回はパロマーノットの強度を測定してみました。

以前、強度のテストをした時は88%の強度が出たのですが今回はどうか?

ラインの結び方と強度をご紹介します。

Contents

パロマーノットの結び方

アイにラインを通します。

ラインの端糸をアイに戻します。

この時端糸はアイのラインが出てきた側から入れるようにして下さい。

アイをラインに一回転させないようにする感じです。

ラインの端糸を持って、ラインの輪っかを大きくします。

この輪っかが小さいと結びにくいので30センチくらいの長さまで大きくした方が結びやすいです。

ラインが輪っかになっている部分を1つに持って、ミチイトと端糸をまとめた所にハーフヒッチをします。

ハーフヒッチをした後の輪っかを広げてルアーよりも大きくします。

輪っかをルアーに通します。

輪っかの長さを長くしておいた方が結びやすいのはこのようにルアーに輪っかを通すから。

大きめにしておいた方がルアーを通しやすいんです。

ルアーを通した輪っかをハーフヒッチした所よりもミチイト側に持っていきます。

ここでルアーのアイの所に出来ている輪っかが縮まないように指を入れて、ハーフヒッチした所を軽く締め込みます。

パロマーノットはアイの部分でハーフヒッチした部分を締め込む方法もありますが、個人的には手前で軽く締め込んでおく今回の方法がオススメです。

ミチイトとラインの端糸を一緒に引っ張って、結び目をアイにズラしていきます。

ここではアイにズラすまでにしておいて完全に締め込まないようにしておきます。

ラインの端糸を引っ張って締め込みます。

端糸をカットして。

完了です。

ここで結び目を確認。

アイにかかっているラインが写真のように横に並んでいればOKです。

交差していると強度が下がってしまうので注意です。

ラインの限界強度測定

今回使ったラインはフロロマイスターの10ポンド。

このラインを実際に引っ張ってみて強度を測定します。

切れる直前の強度は4.72キロ。

10ポンドは4.54キロなのでしっかり10ポンドの強度が出ていますね。

切れたラインはチリチリになっていました。

パロマーノットの強度測定

それではパロマーノットの強度を測定していきます。

片側はスナップに結束し、もう片側は引っ張り棒で引っ張っていきます。

1回目(3.215キロ 68%)

1回目の結果は3.215キロ。

強度は限界強度の68%でした。

あれ?弱い?といった印象です。

2回目(3.675キロ 77%)

2回目は3.675キロです。

強度は限界強度の77%です。

1回目よりは強いですがパロマーノットはもっと強度が出るはずという印象です。

3回目(3.645キロ 77%)

3回目は3.645キロ。

今回も2回目と同じ77%です。

4回目(3.205キロ 67%)

4回目は3.205キロ。

また小さい数値が出ました。

パロマーノットで67%は弱いですよね。

5回目(3.470キロ 73%)

5回目は3.470キロ。

強度は73%でした。

これくらいがアベレージな感じがします。

湿らせて結んだら82%

5回測定しましたがパロマーノットにしては満足出来ない強度でした。

実はノットを締め込む時に湿らさないで結んでいたんです。

試しに締め込む時にラインを湿らせて結んでみると3.910キロとあっさり最高強度が出ました。

限界引張強度に対して82%という数値はやっとパロマーノットらしい強度が出た感じです。

やっぱりノットを締め込む時には湿らせて締め込まないとダメですね。

まとめ

パロマーノットは非常に強度が出る結び方ですが上手く結ばないと強度が出ない事も多いです。

特にアイの所のラインが重なっているとガクッと強度が下がってしまいます。

それと今回改めて感じましたが締め込みの時はしっかりとラインを湿らせないとダメですね。

参考までに最後の湿らせて締め込んだノットを10ポンド(4.54キロ)で何パーセントの強度が出たか計算すると86%。

前回の88%の強度に近い数値が出ているんですよ。

今までラインの表示強度で何パーセントの強度か計算していましたが、実際の限界強度で計算してみると思った以上に下がってしまいます。

結束部分の強度低下は大きいという事が改めて良く分かります。

最後までお読み頂きありがとうございました。

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