以前、20メタニウムにドラグサウンドシステムを装着する方法をご紹介しました。
個人的には満足していましたが、ドラグの音が分かりにくいと感じる人もいたようです。
確かに上の写真のDRAG WASHERと
標準のスタードラグ板が引っ付いているのでピンが動くクリアランスが少なく音は小さめでした。
今回はその欠点を解消する方法をご紹介します。
Contents
用意するパーツ
用意するパーツは前回と同じREVO ALC-BF7のパーツです。
前回と同じように右巻きのリールの人はREVO ALC-BF7の左巻きのパーツを、左巻きリールの人はREVO ALC-BF7の右巻きのパーツを準備して下さい。
48番:DRAG WASHER、200円を3つ。
49番:DRAG WASHER、200円を1つ。
50番:EAR WASHER、200円を1つ。
51番:PRESSURE WASHER、400円を1つ。
合計1400円です。
パーツの加工。その1
次は前回と同じパーツの加工です。
ドライブギアの中央が若干盛り上がっているので
50番:EAR WASHERがうまく収まらないんです。
なので中央の穴をルーターで削って広げます。
私が使っているダイヤモンドバーはこちら。
先端が太い方が簡単に削れますよ。
このようにピッタリとはまるように穴を広げます。
次に写真の矢印の立ち上がっている所は角度を緩くしておきます。
そのままだと強く当たり過ぎてしまってドラグのスムーズさが無くなってしまうんです。
45°の角度を30°にするくらいの感覚で調整して下さい。
ゼリー状の瞬間接着剤を付けて
ドライブギアと接着します。
この加工は前回と同じです。
パーツの加工。その2
次に加工するのは51番:PRESSURE WASHERです。
そのままだと標準のインナーチューブが収まらないので写真の2ヶ所をルーターで削ります。
右側が削り終わった物、左側は削る前の物になります。
両側1ミリ程度削る感じです。
これでインナーチューブがピッタリ収まります。
反対から見たらこのような感じ。
インナーチューブの突起の部分が削ったところにはまっています。
これでパーツの加工は完了です。
組み込む
純正のスタードラグ座金は厚さがあるのでそのままではサイドプレートが閉まらなくなってしまいます。
なのでREVOの48番:DRAG WASHERに交換します。
50番:EAR WASHERを貼り付けたドライブギアを組み込みます。
48番:DRAG WASHERを入れます。
49番:DRAG WASHERを入れます。
48番:DRAG WASHERを入れます。
51番:PRESSURE WASHERを入れて
標準のインナーチューブを組み込みます。
先程削って広げた穴にインナーチューブの突起を入れるように組み込んで下さい。
後はサイドプレートを閉じて完了です。
ここが変わった
前回から変わった所は標準のスタードラグ板を51番:PRESSURE WASHERに交換した事で49番:DRAG WASHERのギザギザがオープンになった事です。
オープンになった事で50番:EAR WASHERのピンの可動範囲が大きくなって音が出やすくなります。
音を大きくしたい場合は、先程45°の角度から30°に加工した50番:EAR WASHERのピンを45°に戻せば大きくなります。
ですがピンの抵抗でドラグのスムーズさが低下するので個人的には30°くらいがベストバランスだと思っています。
まとめ
20メタニウムは剛性が高く、軽量、巻き心地も良く、飛距離も出る本当に良く出来たリールです。
そんな中、唯一残念だったのがドラグサウンドが無い事でした。
今回のドラグサウンドシステムを組み込んで個人的には不満の全く無いリールに仕上がっています。
今回のチューニングではアブのリールと同じドラグサウンドが出せますので、前回のチューニングでドラグの音が満足出来なかった人は試してもらえればと思います。
最後までお読み頂きありがとうございます。
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