アメリカンルアーのジャークベイトの定番は何十年も変わっていないと思っています。
その定番だと思っているルアーは2つあって、一つはボーマーのロングA、もう一つはスミスウィックのラトリンログです。
2つとも定番ですが性格はけっこうちがうんですよね。
今回はスミスウィックのラトリンログについて見ていきます。
Contents
デザイン
私個人の好みですがラトリンログ(ARB1200)のデザイン大好きなんです。
ボディの大きさ、フックが付いている位置、リップの薄さと位置どれを見てもバランス良くデザインされていると思っています。
プラスチック製のルアーなのにリップを一体とはしないで後付けしている事にロマンを感じます。
全長は約11センチとそれなりに大きいですがウエイトは約3/8オンスと軽量な事から日本のハンドメイドルアーのような雰囲気があります。
見た目はハンドメイドルアーのようにリアルではありませんがアメリカンルアー好きはむしろ好きな仕上げじゃないかな。
ボディ表面のハニカム状のリブ
ラトリンログのボディ表面の仕上げはハニカム状のリブがあります。
ospではボディの内側にハニカム状のリブが付いていますがボディの強度をアップさせる為に付いています。
ラトリンログはジャークした時にボディにより多く水をかむためにハニカム状のリブが付いています。
大きくダートするには抵抗は少ない方が良いですが、トルクのあるダートをするには水を多くかむことが有効なのでしょうね。
フック
フックは6番フックが3本付いています。
純正のフックは6番ですが若干小さい気がするので交換しています。
交換する場合も6番がちょうど良いと思います。
飛距離
ラトリンログで唯一残念な所が飛距離の無さ。
11センチの全長でありながら3/8オンス、固定ウエイトなので当然ですがやはり飛びません。
最近のリールの進化でだいぶ飛ぶようになりましたが他のジャークベイトと比べると飛距離が伸びないのは確かです。
カラー
出典:スミス
カラーは12色のラインナップです。
個人的にはラトリンログはやっぱりクローム系のカラーが好きです。
ラインナップもクローム系のカラーが多いですね。
アクション
ラトリンログの魅力はやはりアクションですね。
ただ巻きの動きはロール主体のウォブンロールです。
ジャークした時には水を切ってダートするのではなく、水を押しながらというか攪拌しながらダートします。
そしてジャークした瞬間にMAXスピードに達して、ダートしたと思ったらピタッと止まる。
動きのメリハリがとてもはっきりしているんです。
この動きはボディのハニカム状のリブや後付けの薄いリップ、軽量なボディなどが相まって生まれていると思います。
スライド幅の大きな派手なダートアクションを持つルアーでは出来ない動きをログは出してくれます。
このトルク感のあるメリハリがはっきりした動きが魚は大好きなのでしょうね。
何十年も第一線のルアーである理由はここに有ります。
まとめ
何十年も前からデザインを変えずに作られ続けているラトリンログ。
今の技術からするとリップを一体成型する事も可能なのでしょうが後付けリップを作り続けてくれるスミスウィックの姿勢に感謝です。
ラトリンログのようにずっと残っているルアーには必ず何か理由があります。
飛距離が出ないという弱点もありますがそれを補う魅力も多いルアーなので一度使ってみて下さい。
最後までお読み頂きありがとうございます。
コメントを残す