ラインの強さと言うと色々とありますね。
引っ張りの強さ、耐摩擦の強さ、耐候性の強さ、結束強度のより強さなど色々あると思います。
その色々とある強さの中で引っ張り強さは規格である程度は定められているので購入時に分かりますが、他の強さは使ってみなくては分からないです。
引っ張り強さ以外に重要だと私が考えている強さは耐摩耗性能の高さです。
どんなに引っ張り強さが強くても耐摩耗性が低くては障害物に擦れてしまったときに切れてしまうからです。
今回はナイロンラインで最強の耐摩耗性があるサンヨーナイロンのGT-Rウルトラについて書いていきます。
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耐摩耗性がとにかく高い
出典:サンヨーナイロン
耐摩耗性は使って実際にラインが擦れた状態にならなければ分かりませんが、ウルトラは一度擦れた状態になってみれば強さが分かるくらい耐摩耗性が高いです。
耐摩耗性が高いと以下のようなメリットがあります。
結節強度が上がる
ラインの結び目はラインとラインが擦れた状態となります。
耐摩耗性が高いと言う事は結節強度も比例して強くなります。
ラインによっては引っ張り強さが結節によって半分程度まで下がってしまうものもありますので、いくら引っ張り強さが強くても耐摩耗性が低いと弱い力で切れてしまいます。
魚がかかって障害物に絡まれても切れにくい
魚は障害物に寄り添っている事がとても多いです。
つまり魚がかかった時は近くに障害物があるという事になります。
ルアーフィッシングでは常にラインが障害物に擦れる可能性があるので切れない為には耐摩耗性が必要になります。
ラインの寿命が伸びる
ラインを巻き替えるタイミングとしては、リールに巻いてあるラインが少なくなったりラインがよれて使いにくいからといった事もありますが、一番多いのはラインが傷んできたので交換というタイミングだと思います。
耐摩耗性が高いとラインが傷みにくいのでラインを長く使えます。
吸水性も低い
ウルトラは耐摩耗性を上げる為にライン表面にコーティングが施されています。
このコーティングの副産物だと思うのですがウルトラはナイロンラインの中でも吸水性が極めて低いと思います。
多くのナイロンラインが1日使った後は吸水しているのが分かるくらいフヤフヤしますがウルトラは変化がとても少ないです。
吸水してしまう事はナイロンラインの劣化に繋がりますのでこの点でもウルトラは長く使えるラインだと思います。
巻きグセも付きにくい
耐摩耗性を上げようとしたラインは硬いラインになる事が多いです。
硬いラインは巻きグセが付きやすく使いにくさにつながる事が多いです。
ウルトラは耐摩耗性が極めて高いラインですがしなやかさが残っているので巻きグセが付きにくくとても使いやすいです。
ラインの色が気になる(人もいる)
最強のナイロンラインだと思うウルトラの欠点だと考えられる事がラインの色が不透明だという事です。
ラインの色については人それぞれ考え方があり、不透明なラインは魚から見やすいため警戒されると考える人、透明なラインでも魚からは見えているため気にならないという人がいます。
私は後者で透明でも水中からは見えていると考えているので全く気になりませんが、気になる方は不透明という理由で使う気にならないと思います。
ウルトラは耐摩耗性を上げる為の材料が不透明になる原因との事なので耐摩耗性を維持したまま透明にする事はできないようです。
人によっては大きな欠点ですね。
まとめ
ラインは魚を釣り上げる為に大切な道具の一つです。
フロロカーボンラインは今でもどのラインが良いか検討中ですがナイロンラインはずっとウルトラのみを使っているくらい信用しています。
100m巻きですと高価ですが600mの長尺ものはかなり割安になる事も大きなメリットですね。
ラインの性能で何が重要と考えるか人それぞれあると思いますが耐摩耗性が高いウルトラを一度使ってみてはいかがでしょうか。
最後までお読み頂きありがとうございます。
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