ワームフックをいろいろと試すのが好きです。
何回合わせてもスッポ抜けてたアタリが、フックを変えた途端に掛かる経験をした方も多いのではないでしょうか。
スッポ抜けたらフックを変えるという事を繰り返していたら、最近はナローゲイブのフックを使う事が多くなりました。
ナローゲイブの方が結果が返ってくる事が多かったんですよね。
今回はナローゲイブのフックについて考えます。
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もともとはワイドゲイブのフックが好きでした。
出典:ゲーリーヤマモト
ルアーフィッシングを始めた25年くらい前はゲーリーの4インチグラブが大人気でした。
私も大好きで良く使っていたのですが、この4インチグラブにベストマッチのフックとしてゲーリーヤマモトから出ていたスゴイフックがあります。
スゴイフックを使う前は普通のゲイブ幅のフックを使っていたのですが、グラブをスイミングさせると回転してしまう。
ワイドゲイブのスゴイフックを試してみると重心が下がるので回転しません。その事に気付いてからはどんなワームにもワイドゲイブのフックを使っていました。
1匹が貴重になっていろいろ試すように
ワームにはワイドゲイブのフックと決めてからはずっとワイドゲイブのフックでした。
それこそ琵琶湖で良く釣りをするようになった5年くらい前までなので20年くらいワイドゲイブ一択でやってましたね。
琵琶湖ってたくさん釣れるイメージがあると思いますが、私程度の腕だとなかなか釣れないんです。
1日やって1バイトという日も多く、この1バイトを何とか釣りたいという所からワームフックをいろいろと試すようになりました。
野池でスッポ抜けた時と琵琶湖でスッポ抜けた時のショックって全然違うんですよね。
ナローゲイブのフックがスッポ抜けが少ない事に気付く
いろいろとフックを試してみるとナローゲイブのフックがスッポ抜けが少ない事に気付きました。
針先が外側を向いているタイプを使っているとは言え正直最初は意外でしたね。
感覚ではフックとワームの距離があるワイドゲイブのフックの方が掛かりが良い気がしてたんです。
もちろんナローゲイブのフックが合わないワームもあると思いますが、ファットイカくらいの太さのワームならナローゲイブの針先が外側を向いたフックの方が掛かると思います。
ファットイカに5/0のナローゲイブのフックだとワームとフックの隙間はボディの半分くらいです。
パッと見の印象だと、これは掛からないだろうな。というくらいの狭さですがこれが良く掛かるんです。
掛かる理由の想定1
ナローゲイブの方が良く掛かるのは経験上間違い無いと思うのですが理由は良く分かっていません。
針先が外側を向いているんだから良く掛かるのは当然でしょ。
そう思う方もいると思いますが針先が外側を向いたワイドゲイブよりも良く掛かるんです。
ここから先はなぜ良く掛かるかの想定になります。
ナローゲイブのフックはワームからフックがあまり離れていないので、ボトムにワームがある時に倒れこみが少ないと思います。
ワームを正面から見た時のフックの角度を0°とするとボトムに落ちている時のフックの角度が45°くらいのイメージです。
私の使い方だとボトムで止めている時のアタリがダントツで多いので、フックの角度45°の状態で魚が食ってくる。
その角度で口の中に入るので上アゴに掛かりやすい。
ワイドゲイブのフックは極端に考えるとほぼ横になってボトムに落ちているので角度90°。
この状態で食うと口の中でフックが横になっているので口の隙間から抜けやすくなってしまう。
それでワイドゲイブのフックはスッポ抜けが多くなる。
掛かる理由の想定2
魚がワームを食ってからフッキングする時にフックのどの部分から魚の口に触れるか考えます。
フックは口の中でラインに引っ張られながら動きますので、アイ→ゲイブ部分→針先の順に魚の口に触れると想定出来ます。(口の中の空洞な部分は当たらず口先で当たるイメージです。)
そうするとワームからゲイブが大きく出ているワイドゲイブのフックは魚の口先にゲイブが当たりやすく、ゲイブが邪魔をして針先が口に触れる事を阻害する。
それが原因でスッポ抜けしてしまう。
どこまでいっても想定ですが
私が思い付く理由はそんなところです。
どこまでいっても答えは分かりませんがいろいろ考えるのが楽しいんですよね。
片方だけが正解かもしれませんし、両方正解かもしれない。もしかしたら全然違うかもしれませんが考えながらやる事が楽しいですし、少しずつ上手くなる近道だと思ってます。
私が好きなナローゲイブのフック
D.A.Sオフセット(ハヤブサ)
出典:ハヤブサ
ナローゲイブ&外側を向いた針先でスッポ抜けが少ない上に深い所に刺さるフック。
掛けてから取り込むまでは一番信用していますが、ワームへのセットのしにくい事や、使っているうちにワームがズレてしまう事が若干多めです。
これ以外のフックでスッポ抜けた時はこのフックに交換する事が多いです。
PK-2(イチカワフィッシング)
出典:イチカワフィッシング
ナローゲイブで針先がアイの方に向いているフック。
深く刺さるという点ではD.A.Sオフセットに一歩譲りますが、ワームへのセットのやり易さや使用感はPK-2の方が良いですね。
使用感の良さから一番最初に使う事が多いフックです。
私は全てバーブレスにするのであまり気にしませんが針先がアイの方向に向いているので貫通力も高いと思います。
リミット(リューギ)
出典:リューギ
私の中ではD.A.SオフセットとPK-2の中間的存在。
フックは一つにしたいという方に良さそうです。
TCコートの効果と針先の鋭さで刺さりは抜群です。
ただ刺さりが良い反面、硬くて伸びにくいフックなので折れた経験が何度かあります。そこは注意ですね。
試してみようと思っているナローゲイブのフック
ダブルエッジ(リューギ)
出典:リューギ
線形が細く針先が外側を向いた掛け重視のフックです。
強引なファイトを想定しない細軸のフックだったので今まで使っていませんでしたが、最終手段として持っておこうと購入しました。
また使ってはいませんが良さそうだと期待しているフックです。
エリートツアラー34R(ガマカツ)
出典:アマゾン
このフックはPK-2に近い針先がアイに向いた形状です。
ちょっと高めなので手を出していませんでしたが針先がなまりにくいので結果的に長持ちするとの話しを聞いて試してみようと思っています。
ショップを探していますがなかなか手に入りにくいのがデメリットですね。
まとめ
出典:イチカワフィッシング
私が試した範囲ではナローゲイブの方がスッポ抜けが少なかったですが、使い方によってはワイドゲイブのフックの方がスッポ抜け少ないという事も全然あると思います。
ボトムでワームを使う前提でしか試していませんが、巻きでワームを使う場合は全然違うかもしれませんね。
ワームフックについて触れている記事はあまり多くないですが、かなり釣果に繋がる部分だと思うので私なりの考えを書かせて頂きました。
こういった時はこのフックが最高だよ!といった事がありましたら是非教えて下さい。
最後までお読み頂きありがとうございます。
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