ラバージグとテキサスリグの使い分けってどのようにしてますか?
気分!という方もいるでしょうし、それも正解の1つだと思います。
今回は私が考えるラバージグとテキサスリグの違いを元にシチュエーション別に使い分けを考えます。
Contents
ラバージグとテキサスリグの違い
フッキングの仕方の違い

出典:デプス
まず1番大きな違いだと思うのがフッキングする時の状態の違いです。
テキサスリグは針先をワームに埋めて引っ掛からないようにする為、魚がワームを噛んでフックからワームをズラさないと掛かりません。
その為、魚がしっかりとワームを咥える必要があります。
しっかりと噛んでいない時にどれだけ強く合わせても掛からないんですよね。
一方でラバージグはブラシガードで障害物を回避します。
ブラシガードは合わせの力で引っ張った時に、魚の口の内部に当たり倒れます。
倒れたら針先がその先にあるのでフッキングするというシステムです。
一見するとフッキングしにくそうなラバージグですが、魚の口の中にさえ入れば、しっかり咥えて無くても掛かりやすいんです。
昔、冬はラバージグと言われた理由がここにあります。
冬の魚のようにしっかりと咥える元気が無い魚でも口の中にさえ入ればフッキング出来る事から、冬はラバージグが良いと言われていました。
障害物回避能力の違い

出典:デプス
魚がしっかりと咥えて無くてもフッキングしやすいのがラバージグなら、全部ラバージグで良いんじゃない?と思いがちですがそうはいかないんです。
バレットシンカーとラバージグのヘッドの形状の違いや、針先をワームに埋める事とブラシガードの違いで障害物回避能力がテキサスリグの方が高いです。
特に岩がゴロゴロしているような場所では違いがはっきりと出て、ラバージグではすぐに引っかかってしまうけど、テキサスだと引っかからないという事が良く起きます。
フォールスピードの違い

出典:デプス
同じ重さのウエイト、同じワームを使っていてもラバーがある分ラバージグの方がフォールスピードは遅くなります。
張りのあるラバーになればなるほど違いがはっきりとしてきますね。
またフォールスピードが遅くなるという事は流れが早い場所では流されやすくなるという事でもあります。
フォーリングの仕方の違い

出典:デプス
テキサスリグのシンカーをペグ止めしていない状態で比較をします。
ラバージグはウエイトと一体になっているので当然一緒にワームも落ちます。
一緒に落ちるので着水から着底まで同じテンポで落ちます。
一方でテキサスリグはシンカーが先に落ちてそのシンカーに引っ張られるような形でワームが落ちます。
そしてシンカーが着底した後ワームはノーシンカーの状態になって着底します。
テキサスリグはただ落とすだけでテンポの違いを作る事が出来ます。
見た目(ボリューム感)の違い

出典:デプス
最後はボリュームの違いです。
ラバージグの方がラバーがある分同じワームを使っていたら当然ボリュームが増します。
ボリュームが増す事でラバージグはデカイ魚が釣れやすいと良く聞きますが、正直私は実感ありません。
何度も入れ食いの時に比べた事がありますが、私の時は釣れる魚のサイズに違いはありませんでした。
ボリュームを増したかったら、テキサスリグでも大きなワームを使えば良いと思っているので、ボリュームの違いは個人的には使い分ける基準にはなっていないです。
シチュエーション別の使い分け方
食いが浅い時

私が1番使い分ける基準だと思っているのが、食いが浅い時はラバージグ。という使い分け方です。
ラバージグでもテキサスリグでも、どっちでも問題無く使える場所が実際は一番多いです。
そのような場所ではフッキングさせ易いラバージグを使う方が魚に近づけると思います。
せっかく食ったのにすっぽ抜けた!って事ありますよね。
ラバージグで引っ掛からないのであれば、ラバージグを使う方がすっぽ抜けは減りますよ。
引っ掛かりやすい場所

ラバージグもブラシガードが付いているのである程度は障害物を回避してくれます。
ですがテキサスリグと比べると引っ掛かりやすいのは確かです。
なのでラバージグを使っていて不快に感じるような事、例えば引っ掛かる事だけでなく、ウィードが絡まり易いなどがある場合はテキサスリグが良いですね。
また引っ掛かることで障害物の奥に落とせない。といった場合もテキサスリグが良いです。
引っ掛かりそうな場所はまずテキサスリグでやって、すっぽ抜けたらラバージグを試してみるといった使い方がストレスが少ないと思います。
流れが早い場所

ラバージグのフォーリングスピードはテキサスリグより遅くなります。
ゆっくりの方が食いやすくて良いんじゃない?と思うかもしれませんが、食いにくくなる事もあるんです。
それが水の流れが早い時。
これってけっこう大きな事で、せっかく良い所に投げてもフォーリングスピードが遅いラバージグは魚がいる所に落ちる前に流されたりします。
魚がいる所に落ちなきゃ食うはずもないですよね。
そのような時はテキサスリグでスパッと落として、魚の目の前に落とす方が食う事があります。
中層など泳がせて食わせる時

フックとウエイトが一体になっているラバージグは、中層をフワフワさせたり巻いたりして誘うにはテキサスリグよりも使用感が良いです。
テキサスリグでも出来ますが、フワフワさせる度にワームとシンカーが離れる感じはちょっと違和感を感じる人が多いと思います。
スイミングジグというルアーがある事からもラバージグの中層での使い勝手の良さが分かりますね。
魚の吸込みが弱い時

テキサスリグは魚が食う時にワームだけを咥える事が出来ます。
シンカーがフリーなので吸込む時にシンカーが抵抗にならないんです。
先程のようにスッポ抜けはラバージグの方が減りますが、吸込みが弱い時にしっかりと吸い込めるのはテキサスリグの方が良いという事になると思います。
個人的にはアタリがあっても掛からない時はラバージグの方が掛かる気がしますが、もしかしたら深く吸い込みやすいテキサスの方が掛かるという状況があるかもしれません。
ここまで来るとどっちが良いんだ!って事になっちゃいますけどね(汗)
まとめ
今回は私のラバージグとテキサスリグの使い分けを書いてみました。
そうそう!同じ!という人もいれば、全然違う!という人もいると思います。
答えはいろいろあると思いますが、何か考えて選択する事が大事だと個人的には思います。
最後までお読み頂きありがとうございます。
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