最近いろいろとリーダーの結束について試しています。
釣り場での早さを求めてビミニゴーストノットを考えてみたり
ビミニゴーストノット。簡単でガイド抜け良し。強度はどうか？
FGゴーストノットの編み込みは何回がベストか試してみたりしています。
そんな中、限界まで結束部分を小さくする目的で編み込みの回数を減らしていったのですが、回数が減るとどうしてもすっぽ抜ける事が増えてきます。
それを解消する為に瞬間接着剤を使う事にしました。
狙い通りすっぽ抜けは無くなりますが、瞬間接着剤を使うと強度が落ちるとの話しも聞きます。
本当に落ちるのか？試してみました。
Contents
FGゴーストノットの強度
瞬間接着剤を使わない場合の強度です。前回測った数値を載せておきます。
使ったラインはPEがシマノのピットブル0.6号、リーダーがシーガーのフロロマイスター12ポンド。
編み込みは20回(10往復)です。
強度は約4.4キロ。
かなり強いですよね。これ、電車結びとかだと2.5キロいかないくらいで切れますから。
切れた箇所はこのような感じになっています。
私がFGゴーストノットを組んだ場合、ほとんどがこのような切れ方をします。
この強度に対して編み込みを減らして瞬間接着剤を使った場合がどれくらいなのかを見ていきます。
編み込み10回+瞬間接着剤の強度
編み込みの回数は一気に減らして10回(5往復)としました。
これに瞬間接着剤を薄く塗って補強します。
編み込んだ長さは2〜3ミリ、ゴーストノットの部分を含めても3ミリちょっとですね。
見た目的にもかなりノットが小さくなったのが分かります。
さて、これで強度はどれだけでるのか？引っ張ってみます。
20回編み込みのFGゴーストノットよりも、1目盛りくらい低くなっていますが、ほぼ4.4キロ。
瞬間接着剤を使っても、使わない場合とほとんど同じ強度が出るんですね。
切れ方を見てみると瞬間接着剤を使っていない場合と同じ場所で切れています。
という事は瞬間接着剤で固めても1番力が掛かる場所は変わらないという事ですね。
だから同じような強度が出ているのだと思います。
予想では瞬間接着剤で固めたので、最後のゴーストノットの部分で切れるんじゃないかと思っていました。
瞬間接着剤がラインを拘束する力よりもラインの引っ張り強さの方が強い。だから同じ場所で切れるし、強度も同程度という事でしょうね。
それでいてリーダーのすっぽ抜けを防止する程度の拘束力はある。という事のようですので理想的な結果となりました。
編み込み6回+瞬間接着剤を試してみた
10回の編み込み+瞬間接着剤ではすっぽ抜ける気配が無かったので、次は6回編み込み+瞬間接着剤を試してみます。
結果は約3.8キロでした。
あれ？弱くなった。と思って結び目を見てみるとすっぽ抜けてる。
きっと6回の編み込みではリーダーを締め込めていなかったという事なのでしょう。
それでも3.8キロ出ていたのは瞬間接着剤で固定されている強さが3.8キロ程度の強さだという事ですね。
先程の10回編み込みで、いつもの箇所から切れていたのもつじつまが合います。
無茶苦茶締め込めば6回編み込みでも締め込めるのでしょうが、普通に締め込み場合は10回は編み込んでおかないと瞬間接着剤を使ったとしても抜ける可能性は残るという結果になりました。
10回編み込みの強度を再度測ってみた
10回編み込みの安定性を見るために、何度か10回編み込み+瞬間接着剤の強度を測ってみました。
やっぱり10回編み込みならばすっぽ抜ける事はありませんね。
しかも何故か強度が上がっています。
最高では4.8キロの強度が出ました。
あれ？強いぞ？と思ってもう一度測ってみても4.7キロ。
瞬間接着剤を使うと強度が下がると聞いていましたが、そんな事は無いようですね。
私の瞬間接着剤の付け方が少しだけなのが良かったのかもしれません。
付けすぎてカチカチになるのは良くないと思ったので、付けた後すぐにティッシュで余分な瞬間接着剤を吸収させていました。
そうすれば硬くならないですし、リーダーのすっぽ抜けも防止出来るという事が分かりました。
まとめ
結び目の小さいFGゴーストノットですが、編み込みを減らす+瞬間接着剤を併用する。という方法でさらに小さく出来ます。
強度も瞬間接着剤の余分な部分をティッシュで吸収させる事で、同等以上出ます。
PEにリーダーを組み込む場合は10回編み込み+瞬間接着剤が快適だと思います。
ぜひ試してみてください。
最後までお読み頂きありがとうございます。
コメントを残す