先日、ユニノットでシングルとダブルの場合の強度の違いを試してみました。
結果としてダブルはやっぱり強かったですね。
では他のノットもダブルにすると強いのか?それともパロマーノットやリンデマンノットが強いのか?
気になったので測ってみました。
使用するラインはシーガーのフロロマイスター8ポンドです。
Contents
ユニノットは前回の結果を使います。
ユニノットをダブルにすると強度はどれだけ上がる?試してみました。
ユニノットは前回シングル、ダブル共に計測したので、その数値を使います。
まずはシングル → 2.7キロ
次はアイの部分だけダブル → 3.0キロ
最後は全てダブル → 3.5キロ
という結果になりました。
この結果を基準に他のノットを見ていきたいと思います。
ハングマンズノット
出典:ユニチカ
ハングマンズノットも基本はシングルのノットなので、ユニノットと同じようにシングル、アイのみダブル、全てダブルで計測します。
まずはシングルです。
なんとシングルなのに2.9キロ強の引張強度です。
ユニノットもシングルとしては充分に強いと感じましたがハングマンズは更に1割くらい強いようです。
続いてはアイのみダブルです。
大森さんがアイのみダブルのハングマンズノットなんですよね。
大森さんが選んでいるノットとして期待が膨らみます。
結果は約3.5キロ弱。
8ポンドは3.6キロなので、これ以上は無理と言えるくらいの強度です。
最後に全てダブルのハングマンズノットです。
これは3.5キロでした。
やはり3.5キロは8ポンドラインでは限界の強さなのでしょうね。
全てダブルにした場合も同じ3.5キロでした。
ただアイだけダブルの時はスナップにノットは残りませんでしたが、全てダブルにした場合はノットが残っていました。
同じ強度ですが何度か試した感覚としては全てダブルの方が安定している気がします。
クリンチノット
出典:シーガー
クリンチノットも多くの方が使っているノットですね。
写真のダブルクリンチノットは王様こと村田基さんが愛用しているノットです。
ちなみにクリンチノットは全てダブルのクリンチノットをやっている人はあまりいませんね。
試してみたら確かに結びにくい。
なので今回はシングルのクリンチノットと写真の結ぶ び方のアイのみダブルのクリンチノットを測りました。
まずはシングルです。
結果は約2.7キロ。
ユニノットと同等ですね。
シングルのノットとしてはハングマンズノットが1番強そうです。
続いてダブルクリンチノットです。
結果は約3.4キロ。
アイの部分だけダブルにしたノットではハングマンズノットに近い数値が出ました。
クリンチノットはアイの部分だけでもダブルにすると強度が増しやすいようです。
パロマーノット
出典:シーガー
次は最強のノットとして有名なパロマーノットです。
田辺さんも、青木さんも、その他大勢のプロがパロマーノットを使っていますね。
やはりパロマーノットは強いのか?試してみます。
結果は約3.2キロ。
あれ?弱い?と思って測り直しましたが、結果は同じでした。
今まで引っ張り比べた時はリンデマンノット以外には勝っていたパロマーノットですが今回はちょっと弱めの結果となりました。
それでも3.6キロに対して3.2キロは88%の結束強度なので充分に強いですけどね。
パロマーノットは強度が出る時は出るけど、弱い時があると聞いた事があります。
たくさん練習先日したつもりでしたが私の結び方はまだ安定していないようです。
リンデマンノット
最後はリンデマンノットです。
以前強度テストした時はかなり強く、ノットでパロマーノットにも勝ったノットです。
リンデマンノット。本当にパロマーより強い!認知されたら一気に広がる気がする
この時はフロロリミテッドの8ポンドを使って3.85キロという結果でした。
さてフロロマイスターの8ポンドではどうでしょうか。
結果は約3.3キロ。
パロマーノットと同様に今回はちょっと弱めの結果となりました。
これもあれ?と思って何度かやり直しましたけど結果は変わらず。
ほとんど安定して3.2キロから3.3キロといった感じでした。
最強のリンデマンノットでしたが、パロマーノットと同様に練習しないと安定して強度が出せないのかもしれません。
前回は上手く決まってむちゃくちゃ強かったですから。
まとめ
前回同様にシングルのノットはダブルにしてみた時の強度を測り、強いと言われるパロマーノットやリンデマンノットも測ってみました。
8ポンドラインでシングルのノットは3キロ弱、ダブルにすると3キロから3.5キロといったところでした。
大きく変わるのはシングルかダブルかであって、どのノットでも大差は無いという感じです。
ですので結論はシングル、ダブルそれぞれ自分が結びやすいノットを使おう!という感じです(笑)
最後までお読み頂きありがとうございます。
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