フッキングは針を魚の口にしっかりと掛ける為に行います。
でもロッドでの合わせって思っている以上に力が伝わっていないんですよ。
ダンボールにフックを引っ掛けて合わせてみた事がある人は分かると思いますが本当に伝わりません。
ましてや伸びるナイロンラインやフロロカーボンラインを使っている時にフックの根本まで合わせで刺す事は不可能だと思うレベルです。
なので私はフッキングの時に初期掛かりをさせて、やり取りをしている最中にフックは根本まで刺さっていっているのだと考えています。
でもシーバスで有名な村岡さんの動画でフッキングの直後にある事をすればフックの根本まで刺すことが出来るという方法を紹介していました。
実際に合わせた時に力がどれだけ掛かっているのかも測定していたりして面白い動画でしたよ。
Contents
合わせの力を計測する
動画の前半はどうしてフッキングが必要かなのか?
フックが伸びる時はどのような状態なのかの説明があります。
私が興味津々だったのは後半の実際に試している部分。
ロッドで合わせてみてどれくらい力が掛かっているのかを計測します。
使用したロッドは9.5フィートのミディアムヘビーのロッドにPEラインのセットです。
バスのタックルはもちろん多くの釣り人が使っているタックルよりも力が伝わりやすいタックルだと思います。
そのタックルで力いっぱい合わせた時の力は
たったの2キロ!
村岡さんが思いっきり合わせても二キロなんです。
次は顔が真っ赤になるくらいこれでもか!と合わせます。
それで結果は…
3キロ(笑)
つまり合わせではしっかりと針先に力を伝える事は難しいんです。
村岡さんはこれをアワせの真実と言っています。
じゃあどうすれば良いの?
合わせた時に針先に力があまり掛からない事は私も知っていました。
私は合わせの時にしっかりとフックの根本まで掛ける事は無理と判断して、やり取りの途中でテンションを掛けて根本まで掛けるしかないと考えていました。
でもさすが村岡さん。単純ですが力を掛ける方法をこの後説明してくれます。
それは竿を曲げるのではなく、引くことです。
竿を曲げたまま引く事でしっかりとフッキングさせるんです。
ここでまた実験です。
さっきは顔が真っ赤になるくらい力いっぱいロッドを曲げていましたが、今回は指輪2本で引っ張ります。
すると簡単に5キロの力を掛けられました!
つまりロッドを曲げて力を掛けるのは大変な事ですが、ラインを直線にして引っ張って力を掛けるのは簡単という事。
なのでしっかりとフッキングしたければロッドを引っ張る(つまりラインを引っ張る)事が重要なのです!
まとめ
掛けた魚をバラしにくくするにはしっかりとフックを掛ける事が必要です。
合わせでは力が掛かりきっていない事。つまり刺さりきっていない事を理解してやり取りをする事が大切ですね。
オカッパリなどでスペースに余裕がある時は合わせた後に下がってみたり、ボートなどではロッドを魚の方に向けてから引っ張ってみたりとフックを根本まで刺すという意識が必要だと思います。
最後までお読み頂きありがとうございます。
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