カルカッタコンクエストの本体B組(パーミングカップ側)は何故プラになった?プラじゃなかったら完璧なのに!

剛性が高い丸型リールのカルカッタシリーズ。

本体がアルミの削り出しのためとても剛性が高いのが特徴です。

私は92カルカッタ200をライギョに使っていましたが、リールがたわむなんて感覚は感じた事がありません。

なのでボディが樹脂のリールを使って初めてリールがたわむ事を感じた時にやっぱりカルカッタの剛性は凄かったんだ。と感じたのを覚えています。

その当時のカルカッタは本体はもちろんのこと、ハンドル側の本体A組や、パーミングカップ側の本体B組も完全にアルミで、スプールに関係するベアリングが取り付く部分もアルミでした。

でも最近のカルカッタってスプールを保持する本体B組がプラスチックなんですよね。

これってどうなんだろう?剛性に関係無いなんて事は無いよなぁって思っています。

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92カルカッタ200

これは私が使っていた92カルカッタ200の部品表です。

スプールのパーミングカップ側も本体と一緒に整形されていて、ベアリングはアルミで作られた窪みに入り込みます。

見るからに剛性が高そうですよね。

01カルカッタコンクエスト100

こちらは名機と言われる01カルカッタコンクエスト100の部品表です。

92カルカッタのようにパーミングカップ側まで本体と一緒に整形してしまう事の欠点がスプールを外す事がハンドル側から行わないといけない事。

これってなかなか面倒だったのは確かです。

01カルカッタコンクエストはパーミングカップ側からスプールを取り外せるように161番のパーツをねじ込む方法に変わっています。

剛性と整備のし易さを両立した良い方法でした。

現在のカルカッタコンクエスト

そしてこれが14カルカッタコンクエストです。

01カルカッタコンクエスト100と同様にパーミングカップ側からスプールを取り外せるのですが、その部分がプラスチックになってしまっているんです。

しかもその固定方法がはめ込んでワンタッチで止めるだけ。

どう考えても剛性が低いと感じるんですよね。

数値では充分剛性があるんだろうけど…

この部分がプラスチックになった事で本体と一体整形の92カルカッタと、ねじ込み式の01カルカッタコンクエストより剛性が下がる事は間違いないと思います。

もちろんシマノが作っているので実際に使用する為の必要以上の剛性は出てるんだろうと思いますよ。

でもカルカッタを買う人の多くは必要以上の剛性を求めていると思うんです。それこそ30年使っても全く歪みを感じない92カルカッタや01カルカッタコンクエストのような剛性を。

つい先日初代アンタレスをオーバーホールして改めて感じましたが、この頃のシマノのリールってカルカッタだけでなくアンタレスなどのロープロのリールの剛性も素晴らしいんですよね。

なので何年使ってもボディに歪みなどは無く、グリスアップさえしてあげれば何の問題もなく今でも使えるんです。

きっとあと20年、合計50年使っても同じように使えるんだろうなぁと感じます。

今のカルカッタコンクエストが同じように長い事使えるのか?というと違うんじゃないかなぁと思うんです。

必要以上の剛性は必要なんです

新しいカルカッタコンクエストが発表されてとても魅力的だなぁと感じています。

マグナムライトスプールIIIのフィーリングは最高だし、手の小さい私にとっては50サイズと同等のサイズというのは最高だと思います。

でもどうしても本体B組がプラスチックでワンタッチなのが気になるんですよね。

アンタレスDCのようにビス3箇所で固定してあったらまだ剛性高そうと思うんですけど。

01カルカッタコンクエストのようにねじ込み式に出来ないのはSVSインフィニティになった事が影響していそうですね。

(この中央のパーツを動かす為にプラにする必要があったのかと…)

それだったら普通のSVSで良いのでねじ込み式にしてくれると良かったなぁと個人的には感じています。

剛性の高さを売りにしているカルカッタは多少の利便性を犠牲にしても必要以上の剛性を確保して欲しかったと思っています。

まとめ

きっとカルカッタコンクエストの本体B組をプラスチックにするという話しがシマノの中で出た時に、そこはSVSインフィニティを諦めてもねじ込み式で剛性を確保するべきだ。という意見も出たと思うんですよ。

でもたくさん売れる為にはSVSインフィニティを優先するべきだという方向になったのだと推測しています。

凄い魅力的になった21カルカッタコンクエストですが踏み切れない理由がそこにあります。

やっぱり個人的には05カルカッタを正常進化させたリールが出ると1番嬉しいです。

未だにライギョ用のリールは05カルカッタ100を使っていますから。

来年こそは!と期待しています。

最後までお読み頂きありがとうございます。

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2件のコメント

ぎゃあああ!5月に初の左ハンドルとして新しいカルコン予約したんですよ(爆)
いやはや、知りませんでした笑
事前知識があって助かりました。届いてから気づいたら、ええええ!!??ってなってたと思います笑
でも、初のカルコン!楽しみます!

こんばんは。お久しぶりです(^^)
カルコン予約されているんですね!
今回のカルコン本当に魅力的だと思います。
本体B組の事を書かせてもらいましたが、多分使っていてそこが弱いなんて感じる事は無いと思います。
釣り人の自己満足の世界ですね。
カルコンの極上の巻き心地を楽しんで下さい!

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