良く釣れるクランクベイトというとバルサクランクのようなハイピッチで浮力が高い、いわゆる良く動くクランクが良く釣れるクランクだと思います。
でも全ての魚がその良く動く動きが好きかと言えば多分違いますよね。
魚も生き物なので、動きが緩慢なヌルヌルした動きを好む魚もいるはず!
そう考えて作られたルアーがティムコのダイキチクランクです。
Contents
デザイン
吉田幸二プロが監修したダイキチクランクは今時のリアルなデザインとは遠く離れた、ルアーらしいデザインです。
この反射板が入った感じがノーマンのクランクを思い出させます。
この雰囲気は大好きです。
このペイントアイもアメリカンルアーの雰囲気があって良いですよね。
今では国産のルアーでこのようなペイントアイなのはダイワのピーナッツくらいですもんね。
サイズ
全長57ミリ、ウエイトは10gです。
ピーナッツIIより若干大きいくらいの大きさです。
フックはさすが最新のルアー。
前後共に標準でカルティバのST31の6番が付いています。
リップはコフィンリップ
リップの形状はこれぞコフィンリップと言うくらいの典型的なコフィンリップ。
スクエアリップが多いシャロークランクの中では珍しい存在になっていますね。
今思い付くコフィンリップのクランクってワンエイトくらいですから。
昔はもう少し多かった気がするんですけどね。
コフィンリップはスクエアリップとラウンドリップの中間的な存在。
直進性と障害物回避のバランスが取れたリップ形状です。
早巻きは意外とキビキビ動く
ぱっと見の見た目は昔ながらのノーマンを思い出すデザインですが、ウエイトは専用設計された低重心の固定ウエイトを装着しています。
やっぱりウエイトは低重心にした方が良いですね。
バランスを崩してもすぐに姿勢を立て直します。
ゆっくり巻いた時はカタログにある通り、ウォブリングの幅が狭いヌメヌメした動きをしてくれます。
確かに最近のルアーはどれも良く動くルアーがほとんどなので、あえて動きの幅を抑えて作ってあるのが新鮮でした。
ところが早巻きをするとウォブリングの幅は小さめのままハイピッチで泳ぎました。
巻きのスピードで動きの質を使い分けられるので面白いルアーだと思います。
カラー
出典:ティムコ
ダイキチクランクのカラーがまた良いんです。
特に1番上のスーパーソニックカラーなんて最高ですよね。
本当はスーパーソニックカラーが欲しかったのですが売り切れでした。
反射板入りのカラーやフロッグカラーなど、昔からルアーフィッシングが好きな人が反応しそうなカラーが揃っています。
まとめ
クラシカルな雰囲気を持ちながら他のクランクには無い動きを持っているダイキチクランク。
さすが吉田幸二さんが作っただけあるクランクですね。
他のクランクで反応が無い時に投げたくなるクランクでした。
最後までお読み頂きありがとうございます。
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