メガバスのアイウイングシリーズの最新作トリプルフライ。
この大きさでこんなにもゆっくり巻けるの!?と驚きました。
これはポップXやドッグXに続くトップウォーターの名作になる雰囲気たっぷりだと感じました。
Contents
デザイン
トリプルフライという名前の由来となっているウイングのデザイン。
ボディと両サイドのウイングで3匹の小魚といった感じですね。
このエラストマー製のウイングの作り込みが凄くて、アイが付いているだけでなくウロコ模様やエラ、そして口は半開きになってたりします。
エラストマーの整形技術がとても進化しているんですね。
シグレの時に半透明のウイングで驚いていたのが嘘のような進歩の速さです。
もちろんウイングだけでなくボディもしっかりと作り込まれています。
単純な線が全く無いデザインがメガバスらしいですよね。
サイズ
全長80ミリ、ウエイトは1/2オンスです。
ベイトでもスピニングでも使えるサイズですね。
フックは前後共に4番フックが付いています。
この大きさのルアーでジョイントボディや大きめのウイングが付いたルアーって今まで無かったですよね。
ウイングは割と硬め
トリプルフライを写真で見た時から気になっていたウイングの長さ。
デッドスローで巻いた時に良く動くようにする為にはウイングは長めにする必要があるみたいなんですよ。
金属のウイングであれば垂れなどを気にしないで作る事が出来ますが、エラストマーでどうやって作るんだろう?と思っていたんです。
シグレの時のような柔らかさだと、長いウイングに掛かる抵抗にエラストマーのウイングでは耐えられないんじゃないかと興味がありました。
実物を触ってみて感じたのは想定していたよりかなり硬くなっていた事。
エラストマー製ということで曲がらない事は無いのですが水の抵抗で曲がるような硬さではありません。
写真のようにウイングでルアーを持ったくらいでは全く曲がる気配無しです。
ぶつけた時には曲がるけど水の抵抗では曲がらない。
そんな感じのちょうど良い硬さでした。
ウイングの閉め方が上手い
ウイングが付いている羽根モノのルアーってウイングが閉じ過ぎてしまうと巻き初めのアクションのレスポンスが悪くなります。
ウイングの内側に水の抵抗を受ければウイングが開いて動き始めますが、外側に水の抵抗を受けるとウイングが開かなくなっちゃうんです。
なので羽根モノは巻き始めにウイングの内側に水が当たるようにウイングを閉まり過ぎないようにする事が大切です。
クレイジークローラー(ヘドン)インプレ。元祖ジタバタアクションを見直そう
クレイジークローラーにはビスを打ってウイングが閉まり過ぎないようにチューニングしてます。
トリプルフライはビスやヒートンの代わりにボディのデザインを工夫してウイングが閉まり過ぎないように工夫されています。
エラをデザインしてウイングを止める。
まさに機能美って感じです。
LBOII搭載でけっこう飛ぶ
トリプルフライのメインウエイトはLBOIIが採用されています。
ジョイントボディギリギリまでウエイトが移動するので1/2オンスと軽めのウエイトですがとても良く飛びます。
ロッドの硬さはミディアムがミディアムライトが使いやすい硬さだと思います。
とーってもゆっくり巻ける
今までにもゆっくり巻ける羽根モノのルアーはありましたが、ほとんどのルアーがかなり大きめでした。
今では1オンスって大した事ない大きさに感じますが、へドンのスーパースプークが出た時に1オンスのペンシルベイトって大きすぎる!って思いましたもん。
やっぱり1オンスを超えるルアーって当たり前ですが大きいです。
そんな大きなルアーでも食ってくるのですが、同じジャンルの動きなら小さめの方がやっぱり数は釣れます。
トリプルフライは1/2オンスという大きさながらとってもゆっくり巻けます。
ラインのたるみで引っ張るだけでもモジモジ動く感じです。
この大きさで、これだけゆっくり巻けるって名作になる雰囲気抜群です。
得意なスピードは超ゆっくりから普通くらいのスピードです。
その範囲なら生き生きと泳いでくれます。
反対に苦手なのは早巻き。
少し早いくらいなら水を掴みますが、高速になると動きは破綻します。
トリプルフライはゆっくりと動かして使うのが良いですね。
まとめ
クレイジークローラーを今まで使ってきてたくさん魚を釣ってきた私としては、クレイジークローラーが1番!と言いたい所ですがアクションのレスポンスは完全にトリプルフライの勝ちです。
最近の羽根モノの動きの質の向上は凄いですね。
何十年も当たり前だと思っていた動きがあっという間に置いてかれてしまった感じがします。
トリプルフライはポップXやドッグXと並んで名作になりそうですね。
最後までお読み頂きありがとうございます。
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