冬の定番のルアーとして人気のあるバイブレーション。
ひと昔前の冬の定番ルアーはラバージグ+ポークだったのですが今ではバイブレーションがメインになっていますね。
冬の定番の使い方はリフト&フォールやボトムをなめながら巻く使い方ですが、この2つの使い方が最高に使いやすいバイブレーションとしてオススメなのがジャッカルのTNシリーズです。
同じように見えるバイブレーションでも使ってみるとけっこう違いがあるんですよ。
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TN70
TNシリーズには多くのサイズがラインナップされています。
1番小さいサイズからTN50、TN60、TN65、TN70、TN80と5サイズのラインナップがあります。
この中で私が1番オススメなのはTN70。
全長70ミリ、ウエイト約18gのTN70がバイブレーションとして使いやすいですよ。
そしてサイズのバリエーションだけでなく、ラトル音のバリエーションも豊富なんです。
出典:ジャッカル
まずはオリジナルサウンドモデル。
ブラスのラトルボールを備えたモデルがオリジナルサウンドとなっています。
次はフルタングステンモデル。
個人的に1番好きなサウンドがこのモデルです。
カランカランといった音質のラトルで巻いていると足元からラトル音が聞こえてくるような大音量。
ブルタングステンモデルはボーン素材です。
そして最後はサイレントモデル。
私は淡水ではサイレントモデルはほとんど使いませんが、ナチュラルなアクションのバイブレーションがサイレントになると究極にナチュラルなプラグになります。
本当に根がかりに強い。
TN70が他のバイブレーションと比べて明らかに優れていると感じるのが根がかり回避能力です。
ボトムを引いてくる使い方をしていると、あれ?この場所ってこんなにも引っ掛からなかったっけ?と思うくらいTN70を使っていると根がかりません。
この引っ掛かりにくさを生み出している秘訣はこのアウトメタルシステムと泳ぎ姿勢。
アウトメタルにする事で重心が圧倒的に低く、すこし頭下がりの泳ぎ姿勢になります。
その低重心かつ頭下りの泳ぎ姿勢でボトムの障害物に当たると、ラインアイを支点にしてスクエアビルのシャロークランクのようにヒラを打たずに障害物を乗り越えるんです。
そのおかげで障害物にフックが当たる事を防止出来て、びっくりするくらい障害物を回避出来る様になっています。
この根がかりの少なさはボトムを巻きたい時にとても大きな戦力になります。
ボトムで立つから泳ぎ出しが早い
TNシリーズのアウトメタルが生み出すもう一つのメリットがボトムでの姿勢です。
一箇所にウエイトを集中することでボトムで倒れ込まずに立つんですよ。
このボトムで立っている姿勢は泳いでいる時の姿勢とほぼ同じなので、巻き始めたらすぐに泳ぎ始めるんです。
ボトムで倒れるバイブレーションより30センチから50センチ早く動き始める感触です。
この数十センチは遠投して長い距離巻いてくる時はそこまで差を感じませんが、リフト&フォールで使うと圧倒的な差を感じます。
倒れるバイブレーションと比べると明らかにロッドでアクションを付け始めた頃のレスポンスが違うんです。
一度使うと倒れ込むバイブレーションでリフト&フォールをやる気は無くなるレベルで違います。
リアフックは少しラインに引っ掛かりやすい
メリットだらけとアウトメタルシステムですがほんの少しだけデメリットもあります。
それは少しだけリアフックがラインと絡みやすいんです。
水中にある時は絡みやすいと感じることはありませんが、ロッドの先にぶら下げたりしている状態の時に少し絡みやすいんです。
空中でも若干頭下がりになるので、穂先にルアーがある状態で歩いていたりするとたまに絡む感じです。
これはボートに乗って釣りをしていると感じないデメリットかもしれませんね。
まとめ
発売から20年くらいたっているのに第一線で使われ続けているTN。
使ってみると人気がある理由が良く分かります。
どのバイブレーションを買おうか迷ったらTNを買えば間違い無いと思いますよ。
最後までお読み頂きありがとうございます。
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