シマノのフリースタイルロッドのスコーピオン。
青シャウラのブランクスを使用している事は有名ですが、荷重が掛かった時にどのように曲がるか参考になる資料ってほとんど有りません。
特にティップの曲がり方はショップで触ると何となく分かりますが、重い荷重の時にどのように曲がるのかは分かりにくいです。
テーパーの曲がり具合を500g、1000g、1500g、2000gと荷重をかけて撮影したので参考にして下さい。
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スコーピオン15101F-5
スコーピオン15101F-5は5フィート10インチ(1.78m)で1パワー(ML程度)のベイトロッドで5ピースのパックロッドとなっています。
仕舞寸法は42.5センチととてもコンパクト。
遠征や旅行に持って行くのにとても使いやすいロッドとなっています。
メーカーの仕様説明は
キャストアキュラシーを磨いたポータブルロッド
1581同様のコンセプトで開発され、高いルアー操作性能が持ち味のテクニカルロッド。小型のトップウォータープラグを意のままに操作し、しなやかな追従性能でバイトに持ち込む唯一無二の存在。
出典:シマノ
シマノ伝統のレングス1581がシングルハンドで投げる事を想定しているのに対して、15101はダブルハンドで投げる事も想定したロッドとなっているようです。
荷重を掛けてみる
それでは荷重をかけたらどのように曲がるのかを見ていきたいと思います。
15101F-5のガイドの数は全部で8個。
2番ガイドから5番ガイドがシングルフット。
6番から8番ガイドがダブルフットになっています。
500g
スコーピオン15101F-5はファーストテーパーの表記ですが、曲げてみるとレギュラーテーパーでは?と思う曲がり方をします。
ちなみにFUJIのホームページになったテーパーの説明はこんな感じ。
やっぱりどちらかと言うとミディアムテーパー寄りですよね。
1000g
1000gくらいの魚までは多くの人が抜き上げた事があると思います。
1パワーなので曲がる事は曲がるのですがバットにパワーがあるので1000g程度の荷重では楽勝と言った感じです。
1500g
1500gの荷重になると急に重さを感じるようになります。
リールに手をかけたままでは重く感じてフロントグリップに手をかけたくなります。
おそらく私は1500gくらいの重さから抜き上げる事を悩んでいるのでしょう。
ロッドの曲がり方を見てもバットから曲がっています。
良く曲がる気持ち良いロッドです。
2000g
2000gになると持ち上げても大丈夫かな?と多くの人が感じると思います。
ゆっくりと持ち上げてみた結果、無事に2000gも持ち上がりました。
勢いを付けて抜き上げる事は危険だと思いますが丁寧に抜き上げるのではあれば可能な範囲ですね。
バットから綺麗に曲がるので1番パワーですが、強さを感じる事も出来ます。
5ピースだという事は個人的には使っていて全く気になりません。
ショートロッドはメリットが多い
ロッドが軽くなってきた事で標準の長さが長くなってきたルアーロッド。
確かに琵琶湖のような広いフィールドでロッドワークをあまり使わない釣りでは長いロッドの方が有利ですが、ルアーフィッシングらしいロッドでアクションを付ける釣りや、ピンポイントに投げる時にはショートロッドの方が明らかに有利です。
ジャーキングをする時などは軽い重いよりも、短いという事がやり易さにつながるんです。
シマノが伝統的に作っている1581は使ってみると、その長さの理由が分かりますよ。
一度5フィート台のロッドを使ってルアーにアクションを付けてみて下さい。
きっと何故今まで長いロッドしか使ってこなかったんだろうと思うようになりますよ。
全てのピースに品番が入っていて安心
ロッドってどのように釣り場に持っていきますか?
私はバズーカみたいなセミハードケースにロッドをまとめて持って行く事も良くあります。
そのように持って行くと2ピース以上のロッドはどれがどのロッドなのか分かりにくくなっちゃうんですよね。
いちいち繋いで確かめる事もありますが5ピースで分からなくなったら大変。
でもスコーピオンのマルチピースはそれぞれのピースに小さく品番が入っているから安心です。
私はスコーピオンのマルチピースだけで15101F、1602R、15103RSを持っているので品番が入っていなかったら本当に大変。
使う人の立場に立った親切な仕様ですね。
まとめ
スコーピオン15101F-5は仕舞寸法が小さいパックロッドという事だけでなく、ルアーにアクションを付けやすいとても良いロッドです。
こんなに使いやすいロッドなのに持って行く時はとてもコンパクト。
持っていて損はしないロッドですよ。
コンパクトに持って行けるので予備として持っていっても邪魔になりません。
私はデプスのバッカンに入れて持って行く事も多いです。
最後までお読み頂きありがとうございます。
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