昔は今ほどロッドが細分化されていませんでした。
クランク用のロッドやトップウォーター用ロッドなどではなく、ルアー用のロッドといった感じでルアー全般が対応といった懐が深い感じのロッドです。
今年スピードスティックという80年代に人気があったロッドが復刻されるのですが(発売されたのは70年代のようです。)まさにそんな懐の深いルアーフィッシングロッドという感じです。
子供の頃雑誌でしか見る事が出来なかったスピードスティックが手に入れられるという事で気になっています。
Contents
古き良き時代のロッド
今のロッドは硬さで分けるだけでなくテーパーのアクションを専用にして、使うルアーごとに1番適したアクションのロッドにしています。
それはそれで素晴らしい事なのですが休日にのんびりと釣りをする場合は1本で幅広く使えるロッドも魅力的です。
昔のロッドはグラスである事が多くて、独特の粘りにより巻物に適している物であったという印象です。
ロッド1本でトップウォーターからクランクなどの巻物までハードルアーを幅広く気持ち良く使う事が出来る。
ハードルアーが今よりも多く使われていた古き良き時代のロッドアクションだと思います。
復刻スピードスティックは超低弾性カーボン。
懐の深いロッドとする為に選ばれたブランクスは超低弾性カーボン。
グラスに限りなく近いアクションでありながらカーボンの長所の軽量さを備えた素材です。
最近は他のメーカーも巻物用のロッドとして、グラスやグラスコンポジットだけでなく低弾性カーボンを採用する事が増えて来ている所を見ていると、時代の流れは低弾性カーボンに流れて来ているように感じます。
もちろん純グラスやグラスコンポジットも残っていくと思いますけどね。
超低弾性カーボンはレベルワインダー連動のリールが投げやすい
丸型のアブのようにレベルワインダー連動のリールはスプールの回転スピードの立ち上がりが遅くて、回転スピードがなかなか下がらないのが特徴です。
トップウォータープラッガーの人の投げ方がユルユルポトンになっている理由はそこですね。
レベワインダー連動のリールで高弾性のパリっとしたロッドだと、ロッドの張りにリールの回転がついて来れなくて投げた時の気持ち良さが少なくなります。
超低弾性カーボンはグラスに限りなく近いアクションなのでレベルワインダー連動のリールでも気持ち良く投げられるようです。
オールドリールや最新のリールにも合うリールシート
リールシートはアブの2500Cのようなオールドリールから最近のロープロのリールまでどんなリールをセットしてもバランスが取れるデザイン。
富士工業のPTSというリールシートだそうです。
野池のフローターでのんびり釣りをする時はアブを付けて、クランクを巻き倒す予定の時はロープロやカルカッタを付けるなどといった使い分けも楽しそうですね。
ガイドは今時のKガイド
ガイドはステンレスフレームのKガイド(SiC-Sリング)が採用されています。
こういった所は最新の物が採用されています。
私はガイドにこだわりはありませんのでPEラインも使いやすいKガイドの採用は賛成です。
全体的に短めの設定
レングスは短い物は5.6フィート、長い物でも6.7フィートです。
5.6フィートでジャーキングをしたり6.0フィートでトップウォーターをトゥイッチしたりしたいですね。
6.6フィート以上のロッドはクランクベイトを巻く事を想定されているようです。
クランクベイトを想定したロッドでも6.6フィートや6.7フィートなので全体的に短めの設定だと思います。
まとめ
名前は知っていたけども使った事の無かったスピードスティック。
調べれば調べるほど魅力を感じるロッドでした。
現代の技術と魅力的なコンセプトが合わさったスピードスティック。
とても気になるロッドです。
発売されたら手にして確認してみたいロッドだと思っています。
最後までお読み頂きありがとうございます。
コメントを残す