PEラインは耐摩耗性が低い?同じ号数なら強いと思います。

バスなどの淡水魚を狙う時に使われるラインは主にナイロン、フロロカーボン、PEだと思います。

それぞれ特徴があるのですが、PEラインは引っ張り強度は高いけど耐摩擦性能は低いよ。と良く言われます。

ですが個人的にはPEラインって言われるほど耐摩擦性能低く無いと思っています。

PEラインってどんなライン?

釣り糸として一般的なナイロンラインやフロロカーボンラインは単線なのに対して、PEラインはポリエチレンラインを複数本編み込んで作られています。

いわゆる撚り糸ですね。タコ糸と同じ様な作りだと思ってもらえれば分かりやすいと思います。

ナイロンラインやフロロカーボンラインは素材そのものの単線なので糸癖やヨレが発生しますが、PEラインはほとんど発生しないのが特徴です。(ヨレに関しては発生しているけど気になりにくい)

加えて引っ張り強度が同じ太さならナイロンやフロロカーボンの3倍以上とずば抜けて高いです。

そしてラインの伸びが少ないのでラインを張った状態ならば感度がとても良いのが特徴です。

引っ張り強度が強いのでラインを細く出来る

PEラインはズバ抜けて高い引っ張り強度があるので、細いラインを使う事が出来る様になります。

ラインを細く出来るという事は投げた時に飛距離が出せるという事につながります。

これは飛距離が必要な釣りでは圧倒的なアドバンテージで、海のルアー釣りでPEラインが使われる事の最も大きな理由です。

ですが、これがPEラインが耐摩擦性能が低いという誤解に繋がっている原因だと思います。

細いのだから擦れたら切れやすくなるのは当たり前

例えば現在のPEラインで1号の太さであれば、引っ張り強度は20ポンド前後となっています。

これってナイロンやフロロカーボンで言うと5号の太さなんです。

耐摩擦性能は擦れに対する素材の強さもありますが、1番大切なのはラインそのものの太さです。

20ポンドのラインに1キロの負荷をかけた状態で障害物に擦れて切れなくても、同じライン同じ負荷で4ポンドにしたら切れる事ありますよね。

4ポンドラインは1キロの力では切れないのにです。

それと同じで1号のPEラインも20ポンドの引っ張り強度があっても、しょせんは1号の太さしかありません。

耐摩擦性能は1号程度しか無いんです。

引っ張り強度があまりに強いので耐摩擦性能が低く感じる。

それが耐摩擦性能が低く感じる一番の理由だと思います。

同じ号数のPEラインは擦れても切れない

私はライギョ釣りもするのですが、オープンウォーターであってもPEラインの5号以上を使っています。

これはルアーフィッシングを初めてからすぐに使うようになったので、太いPEライン歴は20年以上です。

これだけ長い事使っていますが、これまで5号以上のPEラインを使ってきて切れた事って無いんですよ。

もちろん20年の間では掛けた魚が障害物に入ってしまった事もあります。沈んでいた原付に潜られてしまった事もありました。

それでも一度も切れた事が無いんですよ。

ナイロンやフロロカーボンの5号だった場合、何度か切れていただろうなぁと思う場面もありました。

それに伊藤巧さんが良く使うパワーフィネスも1.5号とか2号でヘビーカバーを撃っていますよね。

あれもナイロンやフロロカーボンの6ポンドや8ポンドだと切れていると思うんですよ。

でもPEラインの1.5号や2号だと切れていない。

そういった理由で個人的にはPEラインは同じ号数なら耐摩擦性能は決して低く無い。むしろ強い事も有ると考えています。

PEは切れ方のメカニズムが違うと思う

同じ号数ならPEラインの方が切れにくいというのは完全に経験から来る感覚なのですが、PEラインとナイロン・フロロカーボンは切れ方のメカニズムが違うのではと想定しています。

ナイロンやフロロカーボンは素材そのものの単線なので、ラインに傷が入ったら残りの断面で引っ張りに耐える事になります。

10の断面のうち2が傷付いたら、残りの8で耐えるというイメージです。

ここからは推測ですが、ラインの一部分が傷付いて細くなってしまったら、そこに引っ張り応力が集中するとおもうんですよ。

もともと引っ張っていた力と同じ力を、残りの8で耐えるのでは無くて、もともと引っ張っていた力以上の力を残りの8で耐えないといけなくなるのでは?と思っています。

そしてその力に耐えられなくなったラインは8残っていた断面が7、6と減っていって加速度的に応力が更に集中していって切れる。

そんな感じじゃないかと思っています。

それに対してPEラインは細いラインが集まった撚り糸です。

一つ一つの細い原糸は弱いけれど、ラインに傷が付いた時に全ての原糸に傷が付くわけではありません。

原糸に傷が付いていなければ、傷を元にした応力集中は起きません。

単純に太さが細くなった分の負担が増えるだけですよね。

なのでナイロンやフロロカーボンのように加速度的に傷が広がる事は無いのでは?と想定しています。

PEライン可能性は大きい

PEラインのたくさんメリットがある中で、デメリットとして言われる事が多い耐摩擦性能。

低いと言われますが、決してそんな事は無いと思います。

PEラインは使いこなせば、今まで不可能だった事も可能になる可能性を多く秘めています。

耐摩擦性能が低いと言われるから使わなかった人が居ましたら同じ号数で比べてみれば決して弱く無いと感じると思いますよ。

最後までお読み頂きありがとうございます。

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