22ジリオンTW HD XHをオーバーホールしたのでメモも兼ねて記事にしました。
各パーツの名前と価格も記載していきますので部品を取り寄せる時の参考にして下さい。
それでは順番に分解していきます。
Contents
ハンドル側
まずはハンドル側から分解していきます。
私はハンドルをゴメクサスの90ミリに変更していますのでハンドル部分に関しては省略します。
ハンドルを外します。
純正のハンドルは10ミリのレンチで取れますよ。
これはシマノ、ダイワ、アブ全て共通です。
112番:ハンドルW(B) 300円
も一緒に取り外します。
111番:ハンドルW(A) 100円
を外します。
110番:スタードラグ 2500円
を外します。
スタードラグってけっこう高いんですね。
109番:スタードラグSP 200円
を外します。
108番:スタードラグナット 600円
を時計と反対回りに回して外します。
107番:スタードラグW 200円
を外します。
黒っぽくなっている側がハンドル側になっています。
106番:ドラグSP・W 200円
を外します。
これはワッシャーが2枚入っていて、
ワッシャーとワッシャーが ( ) ←このような向きでいれて下さい。
( ( だったり、) ) の向きだとワッシャーのスプリングの効果が無くなってしまいます。
) ( の向きもあまり良くないと思います。
104番:ドラグホルダー 300円
105番:ドラグリーフSP 200円
の2つは組み合わさっているので一緒に外します。
103番:ハンドルベアリングW 100円
これはとても薄くてベアリングだったり先程のドラグホルダーに引っ付いていることが多いので無くさないように注意です。
103番:ハンドルボールベアリング 1300円
本体に埋め込まれているかたちになるので取りにくいですが、ピンセットを使えば取れます。
それでも取りにくかったらそのままにしておいて、カバーを開けてから取れば簡単に取れますよ。
ハンドル周りはここまでで完了です。
取り外したパーツはこの通りです。
ドライブギア周り
続いてリールのカバーを開けてギアを取り外していきます。
ダイワのリールもシマノと同じようにスプール側にネジが付けられるように変更されてきています。
スプールが入ったままだとネジを取り外せないのでスプールを外します。
スプール側から見て赤丸の3ヶ所にネジが有ります。
下の2ヶ所は六角レンチになっていて好印象。
整備しやすいです。
そして何故か上野の1つはマイナスドライバーで外します。
アルファスのように全て六角レンチにしてくれたら良かったのに。
外したネジはこの通り。
それぞれ長さが違うのでどこにどのネジがあったのか分かる様にしておいて下さい。
100番:クラッチリング 700円
抜くだけで外れます。
59番:クラッチスプリング 200円
後から外しても良いのですが無くしやすいのでこの段階で抜いておきます。
97番:ドライブカラー 1400円
を抜きます。
ドライブカラーにはドラグ音を出すためのパーツが2つこの穴の中に入っています。
取り外す時に無くしやすいので注意して下さい。
98番:ドライブカラーSP 200円
99番:ドライブカラーピン 200円
この2つがドラグ音を出すためのパーツです。
この小さいパーツがそれぞれ200円。
無くしがちなんですよね。
96番:ドラグW 700円
カーボン素材なので素手で触ると繊維が刺さってチクチクする時があるのでなるべく素手で触らない方が良いですよ。
ドライブギアを外します。
ドライブギアとピニオンギアはセットになっていて
95番:ピニオン+ドライブギアセット 4600円
になっています。
そしてこのパーツは単体では販売しません。
シマノみたいにパーツとして販売してくれると嬉しいんですけどね。
94番:ラチェットW 200円
これもカーボンなので素手で触りすぎない方が良いですよ。
93番:ラチェット 300円
ラチェットには向きがありますので戻す時には注意です。
反対向きに入れるとクラッチが戻らなくなりますよ。
ピニオンギア周り
続いてピニオンギア周りを分解します。
59番のクラッチSPは外してあるのでその続きになります。
ピニオンギアを外します。
ドライブギアとセットで4500円です。
58番:クラッチプレート 300円
を外します。
この段階でドライブギア側に戻って
92番:ギアシャフト 1500円
を外します。
矢印で示した2ヶ所のネジ
90番:ギアシャフトプレートSC 200円
を外したら外れるのですが、このネジがけっこう固い事が多くてナメやすいので注意!
ナメてしまったら外せなくなります。
取り外したらこの状態。
私は綺麗にしてグリスだけ塗って終了。
ハンドルを回してノイズがある場合はこのベアリングを交換した方が良いですよ。
またピニオンギア側に戻って
57番:クラッチカムプレートSC 200円
を外します。
このネジを外したらクラッチ周りのパーツが勢い良く外れる事があるので注意が必要です。
56番:クラッチカムプレート(C) 300円
ネジを外したら取るだけで外せます。
写真を撮る為に手を離していますがクラッチ周りのパーツが勝手に外れる事が多いので、実際に分解する時は手で押さえながら外すようにして下さい。
43番:クラッチカムボールベアリング 1300円
44番:クラッチカムベアリングカラー 600円
を外します。
左のベアリングの中に右のカラーが入っています。
これも私は巻いて違和感が無い時はグリスアップして終了です。
そして外し忘れていたパーツを外します。
86番:ギアシャフトW 100円
これがグリスでくっついていて外しにくいんですよ。
筆にグリスを少し付けて引っ付ける方法で外しました。
私はここまでで分解完了です。
外したパーツはこの通り。
それぞれ清掃してグリスアップして戻します。
今回使ったグリスはボアードのデルタ。
蓋を開けるとピッチリ入ってます。
思ったより柔らかめのグリスだったのが意外でした。
ある程度使ったらまた記事に書きますね。
iosのギアグリスと比べてどっちが私好みか楽しみです。
ちなみにメカニカルブレーキの所を外しても
スプールを押すシャフトが外れるだけでベアリングは外側からは外せません。
内側のピンを外して取り外す方法になります。
こな感じですね。
ベアリングのカラーのツバはメカニカルブレーキ側にくるのが注意点かな。
カラーがあると耐久性が上がるのかな?
クラッチカムベアリングの所とここにはカラーが付いています。
まとめ
今回は22ジリオンTW HDのオーバーホールを行いました。
通常の使い方であれば今回ご紹介した所まで分解してグリスアップすれば良いと思います。
細かい所まで写真で撮っておいたので困った時に参考にしてもらえると幸いです。
最後までお読み頂きありがとうございます。
コメントを残す