昔からバスフィッシングでは良く使われてきたクローワーム。
ザリガニの形状をしたワームで人気の高いワームでした。
昔に大ヒットしたクローワームとして有名なラッキーストライクのギドバグ。
テキサスリグとラバージグのトレーラーで本当にたくさん釣りました。
デザインはザリガニそのもので、まさにクローワームといった感じです。
そして現在クローと名前が付くワームはたくさんありますが、実は爪の形状を持っているワームって少ないんです。
少ないって分かると爪の形状を持っているワームを使いたくなってきませんか?
今回は昔ながらの爪の形状を持っているクローワームをご紹介します。
Contents
ゲーリークロー(ゲーリーヤマモト)
ギドバグの人気が高かった時期にゲーリーヤマモトが出してきたクローワームがゲーリークロー5インチです。
ギドバグがザリガニそのもののようなデザインだったのに対してゲーリークローはザリガニの爪のインパクトを強調したデザインとしてきました。
ザリガニらしさを出してくれる足のパーツを一切無くして爪とヒゲだけにしたデザインは、テキサスリグでカバーの中にスルッと入るようになっていて使用感は良好。
また当時はフロリダシンカーというネジ付きのシンカーを使う事も多かったのですが、長めのボディはフロリダシンカーを使っても大きめのフックを使えるようになっていました。
爪は単独で良く動く訳ではありませんが、着底した後にゆら〜と倒れ込む動きはとても魅力的。
20年前に八郎潟で友人が私の手巻きのラバージグにゲーリークローをセットした物で50アップのバスを釣った事を強烈に覚えています。
ドライブクロー(o.s.p)
今、バスフィッシングをやっている人たちが爪の形状を持っているクローワームとして思い出すのはドライブクローが多いと思います。
それくらい釣れるクローワームとして有名で、爪の形状を持っているクローワームが少なくなってきたのはドライブクローを超える物が作れないからじゃないかと思えるほど良く釣れるワームです。
このワームの凄いところは全てのパーツが常に動き続けること。
ドライブクローが出る前のクローワームって見た目はリアルでしたが、ワーム自体でアクションするワームって無かったんです。
ゆらゆら〜と落ちて倒れ込みで誘った後は、ボトムバンプをさせた時に爪をフワッと動かすといったイメージでした。
でもドライブクローは落とし込みでもただ巻きでも爪をユラユラと動かし続けるんです。
初めてこの動きを知った時は直感でこのワームは釣れると感じました。
実際に買って野池で使ってみると半日弱で1パック使い切ってしまうほどの食いつきっぷりに驚きました。
針持ちが悪くて1匹釣ると高確率で千切れてしまう所は難点ですが、1匹の価値が高くなっている現在に最優先するべき所は良く釣れる事。
多くの人から支持されているクローワームがドライブクローです。
ベコンクロー(デプス)
ゲーリークローが長めのボディを持っているのに対してコンパクトなボディに大きな爪を持っているのがデプスのベコンクローです。
3.5インチというコンパクトなワームでありながらボリュームを感じるのは爪がとにかく大きいから。
ゲーリークローとは違ったアプローチですが、ベコンクローも爪を強調したデザインとなっています。
ベコンクローが得意としているのがファーストフォールから倒れ込みのアクション。
昔ながらのクローワームが得意としているアクションですね。
そのアクションを強調した爪で更に良く釣れるように作られているワームだと思います。
この大きな爪は中が中空になっていて浮力が見た目より大きいのもポイントですね。
一時は手に入りにくかったらですが最近は普通に購入出来るので使いやすくなりました。
カバーのピンポイントで釣りたい時に活躍するクローワームです。
ロッククロー
エコギアから発売されておそらく20年くらいたっているクローワームがロッククロー。
全長65ミリと小さめのワームで個人的には5gのラバージグのトレーラーとして使っていました。
長さは短いですがボリュームはあるのでラバージグのトレーラーとして綺麗に収まるんです。
爪のデザインはクローワームで良くある爪が割れたデザインではなく、小さなパドルテールのようなデザイン。
このデザインによって爪で水を良くつかむのでラバージグをフワフワさせると爪も良く動きます。
全体的なシルエットを小さく出来るので野池で使う時に良く使っていました。
ロックフィッシュで良く使われるワームですがバスに使っても使いやすいワームですよ。
まとめ
クローと名前に入ってワームとは良く聞きますが、本当にザリガニの形状をしたクローワームは本当に少なくなっています。
ホグ系の人気が高いのでクローワームもホグ系の要素を取り込んだデザインになってきている感じです。
私の近所の釣具店で並んでいた爪の形状を持っているクローワームはご紹介した4種類でした。
どれも良く釣れるワームです。
良く釣れる形状である事は間違いないと思いますので、新しくワームを開発する時はホグ系の要素の入っていないザリガニ形状のワームはどうですか?
一周回って新しいインパクトがあるかもしれませんよ。
最後までお読み頂きありがとうございます。
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