ヒロイズムカリプソSJ1(スミス)インプレ・レビュー。荷重500gから2000gのテーパーの曲がり方を紹介。

ヒロ内藤さんが手掛けたショートロッドのカリプソ。

ルアーにアクションを付ける事が好きな人にとっては気になるロッドだと思います。

カリプソには4種類あって長さは全て5.2フィート、そして硬さが2種類あり、それぞれワンピースとツーピースあります。

柔らかい方のロッドがSJでライトアクション、硬い方がLJでミディアムアクションなのですが、ロッドを振った感じでは明らかにワンランク硬いと私は感じました。

そこでテーパーの曲がり具合を500g、1000g、1500g、2000gと荷重をかけて撮影したので参考にして下さい。

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カリプソSJ1

出典:スミス

今回荷重をかけてみたのはカリプソの柔らかい方のSJのワンピースです。

SJのワンピースはSJ1と表示されます。

メーカーの仕様説明はこちら

SJモデルでは、100ミリ以下のジャークベイトをより効果的に使うことを基本に考えています。このサイズのルアーに思い通りのアクションを作り出すために、ロッドアクションはエキストラファースト方向に寄せております。 それ故、ポッパーやスイッシャーのみならず、小型のペンシルベイトなどでも思い通りの攻めを実現できると思います。100ミリ以下のミノー他、ポップR(P60)やベビートーピード、そしてスーパースプークJr.などにも最適です。 2ピース・モデルでもバランス設定にこだわり、振り抜けの良さは1ピース・モデルと変わらないようにしてあります。
【適合ルアー:100ミリ以下のミノー、ポップR(P60)、ベビートーピード、スーパースプークJr. 等】

カリプソSJはミノーであれば100ミリ以下のサイズ、トップウォーターではポッパーなどの小型のものを想定して作られています。

5.2フィートという短めのレングスは気持ち良くキャストして、気持ち良くアクション付ける為の長さ。

ここには記載がありませんがスパイラルガイドなど他にもヒロ内藤さんのこだわりが詰め込まれたロッドとなっています。

荷重をかけてみる

カリプソはメーカー曰くライトアクションとなっています。

ですが先程も書きました通り個人的感覚ではワンランク硬い印象なんです。

硬いと言うよりもルアーにアクションを付ける為に張りがあるという言い方の方が適当かもしれません。

それでは実際に荷重をかけてみます。

500g

500gの荷重をかけてみて感じたのは、持った感じは硬く感じますが荷重をかけた時の曲がりは確かにライトアクションだという事。

ロッドを振った時は竿先が揺れ続けるような柔らかさは無く張りがあるのですが、荷重がかかるとちゃんと曲がっていくんです。

コレがヒロ内藤さんが言っていたティップがピタッと止まるからキャストアキュラシーが上がるという事か!と納得しました。(※まとめの所に載せてある動画を参照下さい)

この時点で、これはキャストもルアーのアクションも付けやすそう!とニヤリとしてしまいます。

もう一点、仕様説明ではエキストラファーストテーパーと記載があるのですが曲がり方を見てみると明らかにバット付近から曲がっています。

出典:FUJI

FUJIのテーパー説明を見てみるとこのようになっています。

この表示と比べてみるとミディアムテーパーくらいの曲がりだと思います。

個人的には曲がるロッドの方が好きなのでこの曲がり方は歓迎ですが、ファーストテーパーが好きな人は要注意ですね。

1000g

1000gの荷重をかけてみるとこのような曲がり方です。

写真で見ても分かる様にバットの部分から曲がっています。

ロッドを曲げている感覚では1000gくらいまでが安心して曲げられる範囲と感じました。

1500g

1500gの荷重をかけてみると少し不安を感じるレベルで曲がります。

ゆっくり曲げていっているので大丈夫ですが1500gの魚を抜き上げるような事はやめておいた方が良いです。

1500gでこれ以上ロッドは曲がる余裕が無いと感じます。

2000g

2000gの荷重をかけてみるとこのような感じです。

ロッドの曲がり方は1500gの時とあまり変わりませんよね。

つまり1500gの段階でロッドの曲がりの余裕は無かったという事です。

2000gの荷重は完全に限界のレベルだと思います。

ゆっくりと荷重をかけたので何とか上がりましたが、折れてもおかしくないと感じました。

スパイラルガイドはラインが全くブランクスに触れない

出典:YouTube

ベイトロッドはガイドがブランクスの上に付いている事が多く、その為にロッドが曲がった時にラインがブランクスに触れてしまうんです。

太いラインを使っている時はラインに余裕があるのでそれほど問題にはなりませんが、最近はメインラインにPEラインを使う事が多くなってきています。

PEラインは引っ張り強度が強いのでナイロンラインやフロロカーボンラインと比べるとラインを細く出来ます。

そうなると今までは問題になってこなかったラインがブランクスに触れる事が問題になってくるんです。

リーダーを20ポンドから25ポンドを使う場合のメインラインのPEは1号から2号くらいを使う事が多いと思います。

PEの1号がブランクスに触れた状態で一気にドラグを出されてしまうと摩擦熱で簡単に切れてしまう事も考えられます。

スパイラルガイドはそのような心配を全くしなくて良くなるんです。

キャストの時に抵抗が増えて飛距離が落ちると思う人もいると思いますが、使ってみた感覚は全く感じません。

スパイラルガイドの飛距離が問題と感じる人はヘビキャロで80mとか飛ばす人だけだと思います。

30m程度までの範囲で釣る通常の使い方ではデメリットは感じません。

PEラインがガイドに絡みにくくなる事などもあってスパイラルガイドはメリットだらけ。

これからのロッドでメインの方式になってもおかしくないと思います。

まとめ

ヒロイズムのカリプソは欲しくてたまらなかったロッドなのでSJとLJ両方とも購入しました。

次はLJのロッドの曲がり具合をご紹介しますね。

ショートロッドは使ってみるとメリットだらけな事に気付く人も多いと思います。

ルアーにアクションを付けやすいロッドを探している人にはカリプソは間違いなくオススメのロッドです。

初期ロットは完売してしまっていると思いますが、もし見つけたら購入して後悔はしないと思いますよ。

最後までお読み頂きありがとうございます。

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