ボーイハウディ(コットンコーデル)インプレ。細いという事が強みになることがある。

アメリカンダブルスイッシャーの中でも人気があるコットンコーデルのボーイハウディ。

これも子供の頃に見た、雑誌の釣れるルアー特集に載っていました。

大きめのサイズが多いアメリカンルアーの中で、長さこそありますが細身のボーイハウディは釣れそうだと思ったのを覚えています。

Contents

もともとはペンシルベイトだったらしい

ダブルスイッシャーとしてはかなり細身のボーイハウディ。

それもそのはず、もともとは垂直浮きのペンシルベイトだったらしいです。

そのボディをそのまま活かしてダブルスイッシャーにしてあるので細いんですよね。

デビルズホースにも同じボディで垂直浮きのペンシルベイトがありますので、この当時流行ったのかもしれませんね。

アイはヒートンじゃない

スイッシャーは前後のアイはヒートンで留められているものがほとんどです。

ですがボーイハウディはヒートンっぽいのにヒートンじゃないんですよね。

回らないし抜けないんです。

なのでペラは、ペラを入れた後に軸を曲げてアイを作ってあります。

強度を求めるのなら、この方法は最高です。しかしペラが曲がった時にペラを交換するのが大変ですね。

ヒートンだと思って無理矢理回すとねじ切ってしまうかもしれませんので注意が必要です。

細身のボディに3本フックは好印象

トップウォーターのフッキングは大きさだけでなく、ボディの幅の影響も大きいと思っています。

同じ長さならボディの幅が狭い形状の方が明らかにフッキングするんですよね。

特にダブルフックに交換した時はその差が顕著に出ます。

ボーイハウディはダブルスイッシャーとしては1番ボディ幅が狭いのでは?と思うくらい細身のボディで、3本フックなのでフッキングは最高ですね。

細身のダブルスイッシャーにしか反応しない時があるらしい

魚が何を食ってる時なのかは分かりませんが、細身のルアーにしか反応しない時は確かにあるようです。

以前フロリダのガイドが、細身のルアーがオススメと書いていた記事に書いてありました。

(その時ガイドがオススメしていたのはデビルズホースでしたけどね。)

そんな時は細身のダブルスイッシャーで優しめに動かすと反応するみたいです。

確かにダブルスイッシャーって他のルアーに反応しない時に食ってくる事ありますからね。

ダブルスイッシャーをメインにゲームを組み立ててる事がアメリカらしいなぁと思いました。

前後のペラは同じ方向に回る

日本のダブルスイッシャーは前後のペラが逆回転に回る物がほとんどです。

確かに逆回転だとボディが回りにくいので糸ヨレは減ります。

じゃあいつでも逆回転が良いのか?というと私はNoだと思っています。

ボディが回りやすいという事は上手くやるとルアーを魅力的にロールさせる事も出来るという事でもあるんです。

特にボーイハウディみたいな幅が狭くて、それなりに体高があるボディだと、軽くトゥイッチした時に横向きになってくれるんです。

ルアーに反応する魚はロールが大好きな魚がほとんどですから、スイッシュ音と一緒にボディがロールしたらたまらないですよね。

ボーイハウディはそのような動きを狙って前後共同じ方向に回るペラになっています。

コーデル社のペラの穴は楕円形

写真では分かりにくいですが、コットンコーデルのスイッシャーのペラの穴は全て楕円形になっています。

楕円形なのはもちろん狙って楕円形にしてあります。

回った時にペラがより振動したり音が出るようになっているんですよね。

ペラが回る事で生まれるアクションをより強く出す為のアイデアです。

サイズ

全長約11センチ、ウエイトは3/8オンスです。

完全に11センチクラスのミノーと同じ感覚のルアーです。

比較的軽めのルアーなので投げるのはちょっと投げにくいですが、その代わり着水音は最高ですね。

アシ際や岸ギリギリに直接投げ込むような場面ではこの着水音は強みになります。

まとめ

アメリカンルアーは全体的に大きくハイアピールなルアーが多いですが、ボーイハウディは極めてナチュラルなダブルスイッシャーです。

ハイプレッシャーな場所でも反応しやすいタイプのルアーなので、トップは釣れないと判断しないで使ってみて欲しいです。

最後までお読み頂きありがとうございます。

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