釣り道具でいろいろな所に記載されている強度表示。
物を選ぶ時の判断基準になりますね。
例えばラインは2キロの表示であっても実際に2キロまで耐えられない事を知っている人は多いです。
結節部分の強度低下や、そもそも日本の規格が2キロで切れるという規格だからです。
でもそれ以外の物は表示されている強度が出ると思っていませんか?
実はどんなプラグにも付いているスプリットリングの強度は要注意なんです。
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スプリットリングの強度表示
出典:カルティバ
多くのスプリットリングは写真のように大きさと強度が書かれています。
ではスプリットリングの強度はどのように計測するかご存知ですか?
その方法はスプリットリングの二重の所と二重の所を引っ張っります。
出典:アマゾン
そして変形するまで引っ張って強度を計測しているみたいです。
スプリットリングはダブルになっているんだから当然と言えば当然なのですが、勘が良い人はこの辺りで気付いているかな。
そうなんです。スプリットリングのシングルになっている所には直接力が掛からない状態で引っ張っているんです。
それを知ると表示強度より弱そうと思いますよね。
実際にシングルの所に力が掛かってしまうと弱いようです。
ざっくりと半分の強度らしい
ではスプリットリングのシングルの所に力が掛かってしまった時の強度はどれくらい減ってしまうのか?という事ですが、単純にダブルで支えていた所がシングルになってしまうので概ね半分の強度になるようです。
スプリットリングの強度はラインに比べて余裕があるので小さい物だったり、品質の悪い物でも大丈夫と思っているとスプリットリングが負けてしまう事も多いんです。
これまでアマゾンの映像などを見ているとルアーのスナップは平気なのに、スプリットリングが伸ばされた。
という映像を何度も見た事があります。
スプリットリングを伸ばす魚って凄いなぁ。と思っていたのですが、こんなカラクリがあったんですね。
とは言っても半分の強度でも伸ばすアマゾンの魚はやっぱり凄いですけど。
対応している商品もやっぱりある。
出典:マリア
スプリットリングはシングルの所に力が掛かると弱い。
その事にちゃんと対応している商品もやっぱりあるんです。
それはマリアのファイターズリング楕円。
楕円にする事で常にダブルの部分に力が掛かるようになって、強度の低下を抑えます。
この商品ページでは実際に強度実験をやっているので見てみると面白いですよ。
普通のスプリットリングで、シングルの所に力が掛かった時よりもはるかに強度が出ています。
引っ張る所によって強度って変わるんだなぁと思うと思いますよ。
魚種に合ったサイズを使おう
スプリットリングのサイズは販売されているルアーの標準のサイズであれば基本的にはOKです。
気を付けたいのはバス用のルアーをライギョや海の魚に使う場合。
バス用のルアーは当然バスの引きを想定してスプリットリングのサイズを決めているので、想定しているバスの引きを超える魚の場合は注意が必要です。
そしてサイズアップする時は表示されている強度の半分だと考えてサイズを選ぶ。
そこを気を付ければスプリットリングのトラブルは減らせます。
一度スプリットリングのサイズを見直してみるとトラブルを未然に防げそうですね。
最後までお読み頂きありがとうございます。
ファイターズリング楕円の小さいサイズがあったら嬉しいんだけどなぁ。お願いしますマリアさん。
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