鉛製のハンドメイドルアーに使っている材料をまとめてみました。

ハンドメイドルアーに興味があっても何を使えば良いのか分からない人って意外といるみたいですね。

最近、私がハンドメイドでルアーを作っているとどんな物を使って作っているのか聞かれる事が増えました。

今回は私が普段作っているスピナーベイトやラバージグ、メタルジグなど鉛を流し込んで作るルアーで必要な材料をまとめてみました。

Contents

ルアー製作の流れ

鉛製のルアーの製作の流れは以下のようになります。

①作りたいルアーの形をエポキシパテで作る

②元となるルアーの形が出来たら耐熱性のあるシリコンで型を作る

③鉛を溶かしてシリコンの型に流し込む

④塗装をする

ざっくりとまとめるとこのような流れです。

ではそれぞれ使っている材料をご紹介します。

ルアーの形を作る

出典:株式会社ウェーブ

ルアーの形を作る時にバルサを使う人が多いと思いますが私はエポキシパテを使って形を作っています。

その理由は作業性の高さと強度。

バルサの場合は角材から削って形を整えていきますが、エポキシパテの場合は概ね自分が作りたいと思っている形を粘土で作るように作ることができます。

仕上げは固まってからペーパーで形を整えるのですが、最初から完成に近い形に作る事が出来るので早く作れるんですよ。

そしてこのエポキシパテは固まってしまえば強度が高いのでペーパーで形を整えている時に折れてしまったり欠けたりなどのトラブルがほぼありません。

バルサだとルアーの細い部分を整えている時に折れたりするんですよね。

私も最初はバルサで形をつくっていましたが、最近は全てエポキシパテで作ってます。

※本当はリンク先を載せたかったのですが出てこなかったので載せていません。同じミニプットエポキシパテでも写真の品番の物が使いやすいのでオススメです。リンク先が出るようになったら更新しておきます。

耐水ペーパーは最初は120番で形を作り、形が出来上がったら240番、400番、800番と仕上げていきます。

800番までやればシリコンで型を作る時もひっつく事がなく綺麗に剥がれますよ。

シリコンで型を作る

出典:amazon

シリコンで型を作る為に必要な物は以下の物です。

①耐熱性のシリコン

②シリコンを流し込む時の型になるブロック

③粘土

作り方の流れとしては、シリコンの型になるブロックで枠を作り、そこに粘土を敷き詰める。

そして粘土にルアーが半分埋まるようにセットする

シリコンを流し込むといった流れです。

私が参考にさせてもらったのがこの動画。

見てもらうと流れが分かると思います。

私が使っている材料はこちら

それぞれ専用の物以外でも流用出来るものがあるとは思いますが、やっぱり専用の物は使いやすいです。

特に粘土は専用物だとルアーを埋め込んだ後の境界部分の処理のやり易さが違います。

シリコーンバリヤーは流し込んだシリコンとシリコンがくっつかないようにする為に使います。

これを使わないとシリコン同士がくっついて型が剥がれなくなりますよ。

鉛を流し込む

型が出来たら鉛を流し込む作業です。

型にアイとなるステンレスワイヤーを入れて鉛を流し込みます。

これも動画を見て頂く方が分かりやすいですね。

私が使っている材料はこちら

鉛を溶かすにはフライパンをガスレンジで温めても出来ますが、専用のポットを使うとやりやすいです。

火を止めてしまうと鉛がすぐ固まり始めてしまいますが、ポットだと温め続けてくれるので自分が使いたい時に常に鉛が溶けた状態で使えるのは便利。

それとポットの下から流し込めるのが良いですね。

ただ私のポットは何かが詰まってしまったようで鉛が溶けるとポタポタ漏れてくるんですよ。

なので流し込み口は埋めてしまって上から鉛をすくって型に流し込んでいます。

そして重要なのが防毒マスク。

鉛はかなり有害なので鉛が溶けた気体も有害です。

気付かないうちに気体の鉛を吸い込まないように防毒マスクはして下さいね。

塗装

出典:amazon

塗装はどのように行っても良いと思いますが私は充電式のエアブラシを使っています。

さっと塗るくらいなら十分満足出来る塗装が出来ますし、充電式なので使いやすく便利。

私が使っているのは下で紹介しているメーカーの物ですが2年使ってもトラブル無く使えているのでこの値段なら満足ですね。

トップコートについてはいろいろとありますが私はUVレジンが早くて好み。

この辺りもそれぞれの目的に合わせてウレタンを使ったり、エポキシを使ったりしてもらえれば良いと思います。

まとめ

シーバス用で作ったジグミノーをバスの管理釣り場で使ったら他のルアーよりも反応が良かった(笑)こんな事があるから面白い!

今回は私が鉛製のルアーを作る時の材料などを紹介しました。

鉛製のルアーの良いところは一度型を作れば何個も同じルアーが作れるところ。

1つ1つ材料を揃えるとけっこうな値段になってしまいますが、ほとんどのものが長く使えるのでトータルでは高くはないと思います。

ちなみにスピナーベイトを販売している私ですが利益が出ているかと言えば完全に赤字(笑)

自分で作ったルアーで釣ってもらえるのが嬉しくて100%趣味で作ってます!

でもルアーを作る楽しみは大きいと思いますので皆さんもチャレンジしてみて下さいね。

最後までお読み頂きありがとうございます。

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