1日に何回もアタリがあった昔と違って今のフィールドでは1回のアタリがとても貴重ですよね。
その1回のアタリが上手く掛からなくてバラした時は悔しくてしょうがないと思います。
ラインテンションをかけているときに急に軽くなる口切れの時はやむを得ないかなぁと思いますが、ジャンプや手前でバレるのはしっかりとフッキングしていない事が原因なのではないでしょうか。
今回は出来るだけ深くフッキングする合わせ方について考えます。
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ラインはどうなっているか?
魚がワームを咥えて手元やラインにアタリが出た時ワームまでのラインはどのようになっていると思いますか?
フォール中や着底後すぐにアタリが出た場合はどのラインを使っていても、ラインはたるんだ状態になっていると思います。
ラインはすぐに水とは馴染みませんので真下に落とした時以外は、竿先とルアーを直線で繋いだ線から水面側にたるんでいますよね。
またルアー着底後から回収までの間でアタリが出た時はどうでしょうか。
これは使うラインによって変わってきます。
比較的水と比重が近いナイロンラインは竿先とルアーを結んだ線に近い所にあると考えています。
一方で比重が重いフロロカーボンラインは竿先とルアーを結んだ線よりも遥かに下の、ほぼボトムべったりにしずんでいると思います。
逆に比重が軽いPEラインは水面付近にあります。
このようにほとんどのケースでアタリがあった時はラインがたるんだ状態になっています。
ラインの伸びはどうか?
ラインは引っ張ったら思っている以上に伸びます。
PEラインは体感上伸びは感じませんがナンロンラインとフロロカーボンラインは明らかに伸びますよね。
数字で見るとナイロンラインとフロロカーボンラインは約25%も伸びるようです。(ナイロンラインとフロロカーボンラインの初期伸度は違いますが)
20m先でアタリがあった場合で考えると約5mも伸びる計算です。
体感上伸びを感じないPEラインでさえ実際には3〜5%伸びるようです。
これは20mで約1m伸びる計算です。
もちろんこの数字は限界まで伸ばした時の数字なので合わせる時にこれだけ伸びている訳ではありませんが、ラインは常に伸びて力を思っている以上に吸収してしまっています。
アタリがあった時は針先に力を伝えにくい状態
以上のようにワームにアタリがある時の状態は針先に力を加える事が実に難しい状況です。
ナイロンラインは竿先からルアーまで一直線になりやすいが伸びてしまう。
フロロカーボンラインはほぼ必ずラインがたるんでいる上伸びてしまう。
PEラインは伸びは少ないがほぼ確実にラインがたるんでいる。
どのラインを使ってもこのような状態なので上手く合わせの力が伝わらずバレてしまうのだと考えています。
解消出来るのは?
ラインの伸びは特性上どうしようも無い事です。
ですがラインのたるみはある程度解消する事が出来ます。
アタリがあったらリールでラインのたるみを巻き上げる事ですね。
このたるみを極力無くすことが針先にしっかりと力を伝える為に必要な事です。
結論。巻き合わせ
以上の事からワームでアタリがあった場合に針先に一番力を加える事が出来る合わせは巻き合わせだと考えています。
巻き合わせにはひたすらリールを巻くだけの巻き合わせもあると思いますが、私が良いと思っているのはリールを巻いて重みが伝わったらフッキングする巻き合わせです。
20m先でアタリがあった場合リールを可能な限り巻きながら合わせれば、魚の重みが乗るまでリールを5回くらいは巻けると思います。
ハイギアのリールであれば4mくらい巻き上げている事になりますので、かなりラインのたるみは解消されているのではないでしょうか。
まとめ
合わせの方法はいろいろとあります。
巻き合わせや電撃合わせ、少し送りこんでの合わせや普通の合わせ。
いろいろとありますが針先に一番力を伝えられるのは巻き合わせだと確信しています。
状況によって巻き合わせが合わないケースもあると思いますがワームでの合わせは巻き合わせをベースにするのが一番良いと私は考えています。
最後までお読み頂きありがとうございます。
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