ロッドのカタログを見ていると出てくるガイドの種類の記載。
Kガイド装着。とか書いてあっても良いガイドが付いてるんだなぁくらいしか普通は思いませんよね。
私もKガイドは絡みにくい。という事くらいしか知りませんでした。
ガイドで有名なFujiのYouTubeでKガイドが何故絡みにくいのか良く分かりましたのでご紹介します。
Contents
Kガイドは絡みにくいのではない。

出典:YouTube
まず最初に私が知っていたKガイドは絡みにくい。というのは少し違っていました。
正確にはKガイドは絡みにくいのでは無く、絡んだラインが自動で解けるガイドでした。
似たようで違う、この性能を説明します。
何故ガイドが絡むのか?仮説を立ててみる。

ガイドにラインが絡まないガイドを開発するにあたり、何故絡むのか?の仮説から始まります。

キャストした時ラインは常にスムーズにガイドの中を通っているのではなく、ラインがガイドを超えてしまう時があります。

このような状況ですね。

このような状況の時に風が吹くと…

ラインが風に吹かれてガイドに絡まる事によって

絡みが発生してしまう。と考えました。
仮説に沿って実験。

ガイドにラインが絡むのは横風が影響している。
この仮説の実証が始まります。

風は扇風機にて再現。

キャスト後に想定通りラインがガイドを超えます。

ガイドを超えたラインが風で吹かれる事によってガイドに絡まり…

ガイドより先のラインはルアーによって引っ張られているので、ガイドに絡まったラインが締め込まれてしまいます。

仮説通りガイドにラインが絡むのは風が原因だという事が実証されました。
絡まないようにするには?
ではガイドにラインが絡まないようにするにはどうすれば良いのか?考えられるのは2つです。
一つ目はラインがガイドを超えないようにする。
二つ目はガイドをラインが絡まないような形状にする。
本当なら一つ目のラインがガイドを超えないようにするのが飛距離やスムーズさで、理想だと思うのですがラインがガイドを超えないようにするのは物理的に難しいようです。
そうなると、ガイドの形状を変えて絡まないガイドにするしか無い。
それで開発が始まったのがKガイドです。
ラインの力を利用する

風によってガイドに絡まったラインは、ラインがガイドを一周回る事で絡みます。
逆に言えば、そのくるっと回ったラインを直せば直ります。

ここで逆転の発想です。

ラインがガイドにくるっと回らないようにするのではなく、回ってしまったラインはラインがティップに向かう力で解けば良いのでは?
という発想になります。

ただ引いただけだと、どんどん締まってしまうだけだったのですが…

ガイドを傾けたら絡まったラインが解けたんです。

もともと糸通りを考えてブランクスに対して垂直だったガイドを

70°まで傾ける事でラインがティップに向かう力を利用して、ガイドにラインが絡まっても自動で解けるようにしました。

でも絡み方によっては解けない場合があったようです。
それはラインがガイドの根本の方で絡まった場合。
この場合はガイドを傾けても解けなかったようです。

ラインが絡むのをガイドの根本ではなく、先端側にしようと考えます。

そこでガイドを支えるブリッジの形状を写真のような形状から

リングの横から伸びるような形状にします。

それだけでなく横から見た形状も変更。
二段傾斜にする事で…

ラインがガイドに絡む場所をガイドの先端にする事に成功します。

これによって写真のようにガイドに絡まっても

自動で絡みが解けるようになったのです。

このようにしてKガイドが完成したんですね。
まとめ
何となくラインが絡みにくいとしか知らなかったKガイド。
大切なのはガイドの傾きとブリッジだったんですね。
ブリッジの形状は変わりませんが、ガイドの角度は曲がってしまう事もあります。
直す時は垂直にするのではなく斜めにする事が大切だと覚えておきたいですね。
最後までお読み頂きありがとうございます。
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