ポテンシャルの高い釣り場は一度釣れなくなっても必ずまた釣れるようになる。土地が持っている力があるようです。

とても良く釣れる!という場所も釣り人が通い続けると次第に釣れなくなってきますよね。

そして全然釣れない時期を迎えます。

でも昔釣れた場所って必ずと言って良いほどまた良く釣れるようになるんです。魚が増え始めた時のような釣れ方はしないですけどね。

それってどうもその土地が持っている力のような物があるようなのです。

まずはバスが入ったらどのように増えて、減っていくのかを考えます。

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バスが入る前の時期

今までバスがいなかった場所では、バスというフィッシュイーターとなる魚が居ない状態で数のバランスが取れた状態になっています。

既存のフィッシュイーターとなる魚が全体の1割だとしたら残りの9割が食べられる側の魚です。

長い年月をかけてフィッシュイーターと食べられる生き物が共に増えもせず、減りもしないバランスが取られているんですね。

どの場所でも年月をかけてこのバランスが形成されています。

バスが入った初期の頃

そこに新しいフィッシュイーターとなるバスが入ってきます。

そうなるとバスにとっては食べ物となる生き物が豊富にある状態なんです。

バスの数に対して、餌となる生き物がとても多い状態なのでバスは豊富に餌を食べて数を一気に増やします。

そして餌が少なくなる

バスがどんどん増えていくと、今まで豊富にあった餌となる生き物が少なくなっていきます。

そして最終的にバスが必要とする餌が足りない状態になるんです。

つまりバスが非常に多く、餌となる生き物が少ない状態です。

この状態になっている場所は釣り人にとってはパラダイスのような状態で、何を投げてもどれだけでも釣れるというような状態になります。

30年前の琵琶湖や霞ヶ浦、20年前の八郎潟がそんな状態ですね。

餌が無くなりバスが減っていく

餌となる生き物が減っていき、バスが生きる為に必要とする餌が取れなくなるので自然とバスが減っていきます。

この頃が釣れるには釣れるけど、昔みたいには釣れなくなったなぁと感じる頃ですね。

ルアーがバスに巡り合えばバスは空腹の状態なので簡単に釣れるのですが、以前のように数が多く無いので釣れる事も少なくなるんです。

バスの数が減ったとはいっても、一度減ってしまった餌となる生き物は簡単には増えません。

その為バスもどんどん減っていきます。

全く釣れない時期が来る

そしてバスも限界まで数が少なくなっていきます。

自分たちで餌となる生き物を食べてしまったので、本当に最小限のバスしか生き残れない状態になるんです。

この状態になると本当に釣れない状態になります。

一時期、釣り雑誌に載っていない事が無かった霞ヶ浦がですが、一気に載る事が少なくなった時期がありました。

だいたい20年くらい前かな。その時の霞ヶ浦はこの全く釣れない時期に入っていました。

餌となる生き物が増え始め生態系が出来上がる

そしてバスが減った事によって食べられる事が少なくなった生き物達の数が増え始めます。

そして餌となる生き物が増える事でバスの数も増え始めます。

そしてこの様にお互いにバランスを取りながら増えて行くのでバスも含めた生態系が出来上がります。

どちらかの魚を駆除したりしなければ自然と生態系は安定していくんです。

それぞれ大人の事情があるとは思いますが、バスを人の手で駆除して、バスが少なく餌となる生き物が多い状態を作ってしまうからまた急激に餌となる生き物が減ってしまうのだと私は思います。

餌となる生き物が増える場所はその土地の力が必要

琵琶湖、霞ヶ浦、八郎潟など昔バスがいくらでも釣れるという時代があった場所って、そもそも生き物が豊富にいる場所なんです。

バスが入ってくる前から餌となる生き物が、他の場所より豊富にいる所にバスが入ってくるから、バスが一気に増えるんですよね。

そのような場所って、生き物が豊富に生きられる要素があるみたいなんです。

例えば私の地元の名古屋の西部は、かなり肥えた土地のようです。

それは作物が良く育つ肥え方では無くて、魚が増える肥え方なのが特徴です。

全国的にファンが多いヘラブナ釣りですが、多くの場所では放流をして個体数を維持しています。

つまり自然の環境のままでは数というか密度がそんなに濃くならないんです。

ところが名古屋の西部では放流なんてされていないのですが、とても密度が高い状態を維持出来ているんですよ。

しかも、その自然に増えているヘラブナを獲って全国の釣り場に放流魚として持っていっているのに減る雰囲気すら見せません。

これって魚が豊富に育つ土地の力があるかららしいのです。

土地の力がある場所では放っておいても自然と生き物が多い状態が維持されるんです。

土地の力がある場所では自然と生き物は増える

つまり琵琶湖や霞ヶ浦、八郎潟などのもともと生き物が豊富にいた場所は、土地の生き物を育てる力が強い場所になります。

そのような場所ではバスのようなフィッシュイーターによって一時的に数が減ったとしても、必ずまた増えるようになっているようです。

そして餌となる生き物がもともと豊富にいたので、生態系が安定しながら増えてきた時も、他の場所より多い状態で安定するようになります。

そして餌となる生き物が多いという事でバスも他の場所より豊富な状態で安定する。

土地が豊かな場所ではバスも含めて豊かな生態系が作られていくんですね。

このように、前はとても釣れたのに釣れなくなったような豊かな土地の場所は生態系が出来上がった後も、良く釣れる場所に戻ってくれます。

※生態系が安定するとバスが多くて餌が少ない状態にはなりませんので、どれだけでも釣れるような状態は期待出来ませんけどね。

まとめ

生き物が豊富にいるポテンシャルの高い場所。

そのような場所ほどバスが減った時は一気に減ってしまう傾向があるようです。

でも必ず魚はもう一度増える時期を迎えます。

その場所の規模によるのでしょうが、釣れなくなってから10年ほど経つと生態系が安定してくるみたいです。

今回は魚がスレたから釣れないという事では無くて、根本的に魚の数が減って釣れないという事を考えてみました。

あんなに釣れたのに全く釣れなくなったから最近は行ってないや。

そんな釣り場がありましたら、行ってみると釣れるようになっているかもしれませんよ。

最後までお読み頂きありがとうございます。

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